推しガジェログ

買ってよかったガジェットなど

『華麗なる賭け』Blu-rayレビュー:スティーブ・マックィーンの知的な魅力に迫る!今だからこそ観たい理由

スティーブ・マックィーンの魅力が炸裂!『華麗なる賭けBlu-rayレビュー

1968年公開、スティーブ・マックィーンフェイ・ダナウェイが共演したクライムサスペンス『華麗なる賭け』。大富豪の粋な犯罪と、それを追う美貌の保険調査員の駆け引きを描いた本作のBlu-ray版を、今回はじっくりとレビューしていきます。映像の美しさ、音楽、そして何よりもマックィーンのダンディズムに酔いしれること間違いなしです。

あらすじ

ボストンを舞台に、退屈な日常に飽きた大富豪トーマス・クラウン(スティーブ・マックィーン)が、完全犯罪を企てる。一方、保険調査員のヴィッキー・アンダーソン(フェイ・ダナウェイ)は、クラウンが事件の首謀者だと確信し、彼に近づく。二人は互いに惹かれ合いながらも、知的で危険な駆け引きを繰り広げていく。

Blu-ray版の見どころ

①鮮やかに蘇る映像美

Blu-ray化によって、ボストンの街並みや、マックィーンとダナウェイのファッションが、より鮮明に蘇りました。特に、ヨットハーバーのシーンや、グライダーでの飛行シーンは息をのむ美しさ。オリジナルネガを元に作成されているため、フィルムの質感も楽しめます。

ミシェル・ルグランによる名曲

映画音楽界の巨匠、ミシェル・ルグランが手掛けたテーマ曲「The Windmills of Your Mind(風のささやき)」は、映画の雰囲気を盛り上げるのに大きく貢献しています。物憂げでロマンチックなメロディーは、一度聴いたら忘れられません。Blu-rayの高音質で、その魅力を存分に味わえます。

スティーブ・マックィーンのダンディズム

何と言っても、本作最大の魅力はスティーブ・マックィーン。スーツをスマートに着こなし、クールな表情の中にユーモアをのぞかせる彼の姿は、まさにダンディそのもの。特に、チェスをするシーンや、グライダーを操縦するシーンは、彼の魅力が最大限に引き出されています。

他作品との比較

同じクライムサスペンスとして、1999年にピアース・ブロスナン主演でリメイクされた『トーマス・クラウン・アフェア』があります。リメイク版は、よりロマンチックな要素が強く、スタイリッシュな映像が特徴です。しかし、オリジナル版の持つ、マックィーンの渋さや、60年代の雰囲気を味わいたいなら、本作がおすすめです。

こんな人におすすめ

実体験レビュー

初めて『華麗なる賭け』を観たのは、大学生の頃でした。マックィーンのクールな魅力に圧倒され、何度も繰り返し観た記憶があります。今回のBlu-ray版は、以前DVDで観た時よりも映像が格段に綺麗になっており、改めて感動しました。特に、グライダーのシーンは、まるで自分が空を飛んでいるかのような臨場感でした。また、ミシェル・ルグランの音楽も、よりクリアに聴こえるようになり、映画の世界観に深く浸ることができました。買って本当に良かったです。

メリット・デメリット

メリット:

デメリット:

  • ストーリー展開はやや古臭く感じるかもしれない
  • アクションシーンは少なめ

まとめ

華麗なる賭けBlu-rayは、スティーブ・マックィーンのファンはもちろん、クライムサスペンス好き、おしゃれな映画好きにもおすすめの一枚です。高画質・高音質で、名作を堪能してみてはいかがでしょうか。