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ザ・ローリング・ストーンズ初期衝動!「シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)」紙ジャケ版レビュー

ザ・ローリング・ストーンズの初期の輝きを凝縮した「シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)(紙ジャケット仕様)」。1963年から1971年までのシングル曲を網羅した、まさにストーンズ入門に最適な一枚です。今回は、このアルバムの魅力について、実際に聴いて感じたことをレビューします。

紙ジャケット仕様の魅力

まず目を引くのは、その美しい紙ジャケット。オリジナル・ジャケットを忠実に再現しており、当時の雰囲気をそのまま味わえます。CDを手に取るたびに、古き良き時代にタイムスリップしたような感覚に浸れます。通常のCDケースと違い、丁寧に扱わないと傷がつきやすいというデメリットはありますが、それを差し引いても所有欲を満たしてくれる特別感があります。

初期ストーンズの勢いを体感

収録曲は、「Come On」「I Wanna Be Your Man」「The Last Time」「(I Can't Get No) Satisfaction」など、初期の代表曲が満載。荒々しくもエネルギッシュなサウンドは、聴く者の心を揺さぶります。特に「(I Can't Get No) Satisfaction」は、ギターリフがあまりにも有名で、イントロを聴くだけで血が騒ぎます。今の洗練されたストーンズとは一味違う、ガレージロック的な要素も感じられるのが面白いところです。

音質のこだわり

リマスターが施されており、当時のオリジナル音源よりもクリアで迫力のあるサウンドを楽しめます。特に低音の響きが豊かになり、ストーンズのグルーヴ感をより一層体感できます。もちろん、最新のデジタルリマスター音源と比べると、若干のノイズや音の粗さはありますが、それもまた当時の音源の味と言えるでしょう。

競合製品との比較

ストーンズのベスト盤は数多く存在しますが、この「シングル・コレクション」は、シングル曲に焦点を当てている点が特徴です。例えば、「Forty Licks」のようなオールタイムベストと比べると、より初期の楽曲に特化しており、ストーンズのルーツを探りたいという方に最適です。また、ABKCO Recordsから発売されているSACD版と比較すると、価格が手頃で、気軽に楽しめるというメリットがあります。

こんな人におすすめ

個人的な感想

私はこのアルバムを聴いて、改めてストーンズの偉大さを実感しました。初期の楽曲には、後の大物バンドに多大な影響を与えたであろう、革新的なサウンドが詰まっています。特にミック・ジャガーのヴォーカルは、若々しくエネルギッシュで、聴いていると自然と体が動き出します。ドライブのお供にも最適です。ただ、個人的には「Get Off of My Cloud」が収録されていれば、さらに満足度が高かったと感じました。

まとめ

「シングル・コレクション(ザ・ロンドン・イヤーズ)(紙ジャケット仕様)」は、ザ・ローリング・ストーンズの初期の魅力を凝縮した、ファン必携のアイテムです。紙ジャケットの美しさ、リマスターによる高音質、そして何よりも初期ストーンズの熱いエネルギーを体感できます。ストーンズ入門としてはもちろん、長年のファンにとっても新たな発見があるはずです。