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宮崎駿と宮崎吾朗、葛藤と創造の300日!「ふたり」DVDレビュー:親子の絆とジブリの舞台裏

宮崎駿宮崎吾朗、葛藤と創造の300日!「ふたり」DVDレビュー:親子の絆とジブリの舞台裏

スタジオジブリの作品は、世代を超えて多くの人々に愛されています。今回は、宮崎駿監督と息子の宮崎吾朗監督にスポットを当てたドキュメンタリーDVD「ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~」をご紹介します。

この作品は、吾朗監督が「コクリコ坂から」を制作する過程で、駿監督との間で繰り広げられる葛藤や、それぞれの創作への情熱を描いたものです。親子の複雑な関係性、そしてジブリ作品が生まれる舞台裏を垣間見ることができる貴重な記録となっています。

作品概要

項目 内容
タイトル ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗
監督 NHK
出演 宮崎駿宮崎吾朗
発売日 2012/5/16
収録時間 本編約100分
特典映像 予告編集

ストーリー

崖の上のポニョ」公開後、宮崎駿監督は長編映画からの引退を宣言。しかし、それは新たな創作への序章に過ぎませんでした。一方、息子である宮崎吾朗監督は、2作目となる「コクリコ坂から」の制作に挑みます。本作は、その300日間を記録したドキュメンタリーです。

駿監督は、吾朗監督の才能を認めつつも、そのやり方に厳しく意見します。親子の間には、時に激しい衝突も。しかし、互いを尊重し、認め合おうとする姿も描かれています。ジブリ作品がどのようにして生まれるのか、その過程を垣間見ることができるでしょう。

おすすめポイント

  • 宮崎駿宮崎吾朗の素顔: 普段見ることのできない、巨匠たちの創作現場での姿を垣間見ることができます。
  • 親子の葛藤と絆: 才能ある親子だからこそ抱える葛藤、そしてそれを乗り越えようとする姿に感動。
  • ジブリ作品の舞台裏: 「コクリコ坂から」がどのようにして作られていったのか、その過程を知ることができます。
  • 貴重な証言: 鈴木敏夫プロデューサーなど、ジブリを支える人々の証言も収録。

競合作品との比較

ジブリのドキュメンタリー作品としては、「夢と狂気の王国」も有名です。こちらは、「かぐや姫の物語」制作に密着した作品で、高畑勲監督の創作の苦悩を描いています。「ふたり」が親子の関係性に焦点を当てているのに対し、「夢と狂気の王国」は、より作品制作そのものにフォーカスしていると言えるでしょう。

メリット・デメリット

メリット

デメリット

  • ドキュメンタリーなので、エンターテイメント性は低い
  • コクリコ坂から」を見ていないと、感情移入しにくい部分もある

視聴後の感想

私も実際にこのDVDを視聴しましたが、想像以上に引き込まれました。駿監督の妥協を許さない姿勢、吾朗監督のプレッシャーと戦いながらも自分の作品を創り上げようとする姿に、胸を打たれました。特に、親子が互いに意見をぶつけ合いながらも、最後には認め合うシーンは感動的でした。ジブリファンはもちろん、創作に携わる全ての人におすすめしたい作品です。

まとめ

「ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~」は、単なるメイキング映像ではありません。宮崎駿宮崎吾朗という二人の才能がぶつかり合い、新たな作品を生み出すまでのドラマを描いた感動的なドキュメンタリーです。ジブリファンはもちろん、親子の絆、創作の裏側に関心のある方にもおすすめです。ぜひ一度、ご覧になってみてください。