心震わす感動体験！「荘厳ミサ曲[DVD]」で味わう至高の音楽体験レビュー

ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、モンテヴェルディ合唱団とオルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティークによるベルリオーズ「荘厳ミサ曲」のDVD。音楽史に残る名演を、高画質・高音質で自宅で堪能できる贅沢。

アーティスト:ブラウン(ドナ),ヴィアラ(ジャン=リュック),カシュマイユ(ジル),モンテヴェルディ合唱団
ブラウン(ドナ)

1. 荘厳ミサ曲との出会い

クラシック音楽ファンならずとも、一度は耳にしておきたいベルリオーズの「荘厳ミサ曲」。私もその存在は知っていましたが、実際に鑑賞する機会に恵まれずにいました。そんな時、Amazonで見つけたのがこのDVD。手頃な価格と、演奏者の豪華さに惹かれ、購入を決意しました。

2. 演奏者たちの熱量

まず驚かされたのが、演奏者たちの熱量です。ガーディナーの指揮は、楽曲全体を力強く牽引し、モンテヴェルディ合唱団の歌声は、まるで天から降り注ぐ光のように神聖。オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティークの演奏も、当時の楽器を使用していることもあり、現代のオーケストラとは一味違う、荒々しくも美しい響きを奏でています。特に、テノール独唱のジャン＝リュック・ヴィアラの歌声は、聴く者の魂を揺さぶるほどの力強さを持っています。

3. DVDならではの臨場感

CDで聴くのとは違い、DVDならではの臨場感も大きな魅力です。演奏者たちの表情や息遣い、会場の雰囲気までもが伝わってきます。特に、合唱団の迫力ある歌声と、オーケストラの重厚な響きが一体となった時の感動は、言葉では言い表せないほど。まるでコンサート会場にいるかのような感覚を味わえます。

4. 他の演奏との比較

「荘厳ミサ曲」は、数多くの演奏家によって録音されていますが、ガーディナー盤は、その中でも特に評価の高い演奏の一つです。例えば、シャルル・ミュンシュ指揮のボストン交響楽団による演奏は、よりロマンティックで情感豊かな解釈が特徴ですが、ガーディナー盤は、よりオリジナルに近い、古楽器を使用した演奏で、楽曲本来の力強さを感じることができます。また、近年の演奏では、フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮のシャンゼリゼ管弦楽団による演奏も注目されていますが、ガーディナー盤は、その先駆けとも言える存在です。