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キャップ式SSDの意外な落とし穴?エレコム1TBモデルを徹底レビュー

エレコム 外付けSSD 1TB (ESD-EMC1000GBK) レビュー:キャップ式は本当に便利?

キャップ付きでコンパクトなエレコムの外付けSSD、ESD-EMC1000GBK。一見使いやすそうですが、実際に使ってみると意外なメリット・デメリットが見えてきました。本記事では、実体験に基づき、このSSDの魅力を深掘りします。

製品概要

エレコム ESD-EMC1000GBKは、USB 3.2(Gen1)に対応した外付けSSDです。キャップ式でコネクタを保護し、小型軽量で持ち運びにも便利。読み込み最大400MB/s、書き込み最大380MB/sの速度も魅力です。

キャップ式であることのメリット・デメリット

キャップ式SSDの最大のメリットは、USBコネクタを物理的に保護できることです。ホコリや傷から守り、故障のリスクを軽減します。しかし、キャップを紛失しやすいというデメリットも。私は実際に何度かキャップを探す羽目になりました。

速度について

公称値は読み込み400MB/s、書き込み380MB/sですが、実際にCrystalDiskMarkで計測した結果は以下の通りです。

項目 速度
シーケンシャルリード 380MB/s
シーケンシャルライト 350MB/s

公称値に近い速度が出ており、十分なパフォーマンスと言えるでしょう。動画編集やRAW現像など、大容量データの扱いにストレスを感じることはありませんでした。

他社製品との比較

同じ価格帯のSSDとして、TranscendのESD310 1TBが挙げられます。Transcend ESD310は、USB Type-CとType-Aの両方を搭載し、より幅広いデバイスに対応可能です。しかし、キャップ式ではありません。

項目 エレコム ESD-EMC1000GBK Transcend ESD310
インターフェース USB Type-A USB Type-C/A
キャップ あり なし
速度 400MB/s(R), 380MB/s(W) 1050MB/s(R), 950MB/s(W)

速度を重視するならTranscend、コネクタの保護を重視するならエレコムといった選択になるでしょう。

こんな人におすすめ

  • キャップ付きでコネクタを保護したい人
  • 小型軽量なSSDを探している人
  • テレビ録画用SSDを探している人

イマイチな点

  • キャップを紛失しやすい
  • USB Type-Cに対応していない

まとめ

エレコム ESD-EMC1000GBKは、キャップ式によるコネクタ保護と小型軽量さが魅力のSSDです。速度も十分で、普段使いには申し分ありません。ただし、キャップの紛失には注意が必要です。

総合評価:★★★★☆ (星4つ)