TCL 65V6B (65型) 4K液晶テレビ レビュー:価格破壊のGoogle TVは「アリ」か?
TCLから登場した65V型4K液晶テレビ「65V6B」。Google TV搭載、Wチューナー内蔵、HDR10対応と、欲しい機能が全部入りで、Amazonでは驚きの価格で販売されています。
今回は、実際にこのテレビを購入し、数週間使用してみた感想をレビューします。果たして、この価格でどこまで満足できるのか? 画質、音質、使いやすさなど、気になるポイントを徹底的にチェックしていきます。
概要
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
パネル | 4K液晶 |
サイズ | 65V型 |
HDR | HDR10 |
チューナー | BS4K/110度CS4K x 1、地上デジタル x 2、BS/110度CSデジタル x 2 |
スマート機能 | Google TV |
音響 | Dolby Atmos |
HDMI | HDMI2.1 (ALLM対応) |
その他 | クロームキャスト内蔵、音声検索、同時録画、壁掛け対応 |
発売日 | 2024年4月5日 |
実勢価格 | 87,800円(Amazon) |
特徴
- Google TV搭載: YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflixなど豊富なコンテンツを楽しめます。
- ALLM(自動低遅延)対応: ゲームプレイに最適。遅延を軽減し、快適なゲーム体験を提供します。
- ドルビーアトモス対応: 臨場感あふれるサウンドで、映画や音楽をより深く楽しめます。
- クロームキャスト機能内蔵: スマートフォンの画面をテレビに簡単にミラーリングできます。
- 音声検索対応: リモコンに話しかけるだけで、見たいコンテンツを簡単に検索できます。
開封と設置
65インチということもあり、箱はかなり大きいです。設置は2人で行うのがおすすめです。スタンドの取り付けは簡単で、プラスドライバー1本で完了します。壁掛けにも対応しているので、お部屋のレイアウトに合わせて設置方法を選べます。
画質について
価格を考えると、画質は十分満足できるレベルです。4K解像度のおかげで、映像は非常に精細で、細部までくっきりと表現されます。HDR10にも対応しており、色の表現も豊かです。ただし、上位モデルと比べると、黒色の表現やコントラストはやや劣ります。とは言え、普段使いには全く問題ありません。
音質について
内蔵スピーカーの音質は、価格相応といったところです。Dolby Atmosに対応していますが、本格的なホームシアターシステムのような臨場感は期待できません。映画や音楽をより楽しみたい場合は、サウンドバーなどの外部スピーカーを別途用意することをおすすめします。
使いやすさについて
Google TVの操作性は非常に快適です。YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflixなどのアプリがプリインストールされており、すぐに利用できます。リモコンの反応も良く、音声検索も便利です。Chromecast機能も内蔵されているので、スマホの画面をテレビに映して楽しむこともできます。
競合製品との比較
同じ価格帯の65インチ4Kテレビとしては、ハイセンスやアイリスオーヤマなどの製品が挙げられます。これらの製品と比較すると、TCL 65V6BはGoogle TVの操作性やALLM対応などが優れています。ただし、画質や音質は各社で微妙に異なるため、実際に店頭で比較してみることをおすすめします。
例えば、ハイセンスの65U7Hは、より高いコントラスト比と広色域を持ち、画質面では優位性があります。しかし、価格はTCL 65V6Bよりも高くなります。一方、アイリスオーヤマのLUCA 65XUB30は、価格がさらに安く、基本的な機能を備えています。しかし、Google TVは搭載されていません。
メリット・デメリット
メリット
デメリット
- 画質は上位モデルに劣る
- 内蔵スピーカーの音質は価格相応
まとめ
TCL 65V6Bは、価格を考えると非常に魅力的な4K液晶テレビです。Google TVの快適な操作性、ALLM対応、クロームキャスト内蔵など、普段使いには十分な機能を備えています。画質や音質にこだわりがなければ、非常におすすめできる一台です。
テレビを買い替えたいけど、予算を抑えたいという方は、ぜひ検討してみてください。