MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OC:旧PC延命の救世主となるか?
旧世代のPCを所有しているゲーマーにとって、グラフィックボードのアップグレードは悩みの種です。最新ゲームを快適にプレイしたいけれど、予算や互換性の問題が立ちはだかります。そんな悩みを解決してくれるかもしれない製品が、MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OCです。今回は、実際にこのグラボを旧世代PCに組み込んで使用した感想をレビューします。
スペックと外観
まずは、MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OCの基本的なスペックを確認しましょう。
外観は、黒と白を基調としたシンプルなデザインです。MSI独自のトルクスファンを2基搭載しており、冷却性能にも期待できます。サイズは246 x 130 x 39 mmと、比較的小さめなので、コンパクトなPCケースにも搭載しやすいでしょう。
実際に使ってみた
今回、MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OCを組み込んだPCの構成は以下の通りです。
この構成で、いくつかのゲームをプレイしてみました。
ゲームパフォーマンス
- Fortnite: 中設定で平均90fps程度で安定。
- Apex Legends: 中設定で平均60fps程度で安定。
- Overwatch: 高設定で平均75fps程度で安定。
- Cyberpunk 2077: 低設定で平均30fps程度。
Cyberpunk 2077は流石に重たいですが、その他のゲームは設定を調整すれば快適にプレイできました。以前使用していたグラボ(NVIDIA GeForce GTX 760)と比較すると、フレームレートが大幅に向上し、描画も滑らかになりました。
静音性
トルクスファンのおかげか、高負荷時でもファンの音は比較的静かです。ゲームに集中したいときに、騒音が気にならないのは大きなメリットです。
消費電力
TDPは150Wなので、電源ユニットにはある程度の余裕が必要です。550Wの電源ユニットで問題なく動作しましたが、より容量の大きい電源ユニットを推奨します。
競合製品との比較
同価格帯のグラフィックボードとして、NVIDIA GeForce GTX 1650があります。GTX 1650は消費電力が低いというメリットがありますが、RX 570の方が若干ゲームパフォーマンスが高い傾向にあります。予算や用途に合わせて、どちらを選ぶか検討すると良いでしょう。
メリット・デメリット
メリット
- 旧世代PCでも最新ゲームがプレイ可能になる
- 比較的安価で入手しやすい
- 冷却性能が高い
- 静音性に優れる
デメリット
- 消費電力がやや高い
- 最新のグラフィックボードと比較すると性能は見劣りする
まとめ
MSI Radeon RX 570 ARMOR 4G OCは、旧世代PCの延命を図りたいゲーマーにとって、非常に魅力的な選択肢です。最新ゲームを快適にプレイできるだけでなく、動画編集などのクリエイティブな作業も快適に行えます。予算を抑えつつ、PCのパフォーマンスを向上させたい方におすすめです。