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2000円台でVR体験!「ノーブランドVRヘッドセット」はスマホVR入門に最適か?【忖度なしレビュー】

2000円台でVR体験!「ノーブランドVRヘッドセット」はスマホVR入門に最適か?【忖度なしレビュー】

VRって興味あるけど、数万円もするデバイスはちょっと…」そう思っているあなたに朗報です!

今回は、Amazonで驚きの価格で販売されている「ノーブランド」のVRヘッドセットを実際に使ってみたレビューをお届けします。果たして、この2000円台のヘッドセットでどこまでVRの世界を楽しめるのでしょうか?

まずは「ノーブランドVRヘッドセット」の基本スペックをチェック

このVRヘッドセットは、PCに接続する本格的なVRバイスではなく、スマートフォンをセットして使用するタイプの「スマホVRゴーグル」です。価格が非常にリーズナブルな点が最大の特徴と言えるでしょう。

項目 詳細
対応スマホサイズ 4.7~6.4インチ
接続方式 3.5mm有線接続(ヘッドホン)
特徴 内蔵ヘッドホン、焦点距離・距離・ボリューム調整機能、アンチブルーライトHDレンズ
用途 3D映画、VR動画、VRゲーム(スマホアプリ)
価格帯 2,000円台(変動あり)

実際に使ってみた!手軽さに驚き、没入感に感動(?)

VRバイスはMeta Questなどの高価なものが多い中、気軽に試せる価格帯に惹かれて購入してみました。届いたパッケージはシンプルそのもの。説明書も簡素でしたが、使い方は直感的に分かりました。

  1. スマホをセット: ヘッドセット前面のカバーを開き、スマホを挟むようにセットします。私のiPhone 13 mini(6.1インチ)も問題なく収まりました。3.5mmイヤホンジャックを接続すると、内蔵ヘッドホンから音が聞こえるようになります。
  2. 装着: 頭にヘッドセットを装着し、バンドで固定します。顔に当たる部分はクッション素材で、意外と快適です。メガネをかけた状態でも装着でき、視度調整ダイヤルでピントを合わせられるのはありがたいポイントでした。
  3. VR体験: YouTubeVR動画や、VR対応のスマホアプリを試してみました。最初の印象は「おお、本当にVRだ!」という素直な驚きです。画質はスマホのディスプレイに依存しますが、焦点距離や左右のレンズ間距離を調整できるため、ぼやけることなくクリアに見ることができました。

内蔵ヘッドホンは音質に過度な期待はできませんが、360度サウンドを謳っているだけあって、そこそこの没入感を提供してくれます。ケーブルが内蔵されているので、別途イヤホンを用意する手間がないのは便利でした。

メリット・デメリットを正直にレビュー

メリット

  • 圧倒的な手軽さ・価格: 何と言っても2,000円台でVR体験ができるのは破格です。VRの雰囲気だけでも味わいたいという初心者には最適でしょう。
  • セットアップが簡単: スマホをセットして、VRアプリを起動するだけ。PC接続や複雑な設定は一切不要です。
  • 内蔵ヘッドホン: 別途ヘッドホンを用意する必要がなく、ケーブルもすっきりまとまります。
  • 調整機能が充実: 焦点距離やレンズ間距離、ボリューム調整ができるため、多くの人にフィットしやすい設計です。

デメリット

  • 画質はスマホ依存: スマホの画面解像度がそのままVRの画質に直結します。高解像度のVR体験を求める方には物足りないかもしれません。
  • 本格的なVRゲームには不向き: コントローラーが付属しないため、Meta社のMeta Questシリーズのような没入感の高いVRゲームはできません。主に動画視聴や静的なVR体験がメインとなります。
  • ノーブランドゆえの品質のばらつき: 価格帯から考えて、個体差や耐久性にはある程度の覚悟が必要かもしれません。私の個体は問題ありませんでしたが、万が一の初期不良などは念頭に置いておきましょう。
  • スマホの熱問題: 長時間使用するとスマホが発熱し、パフォーマンスが低下する可能性があります。

競合製品との比較:Google Cardboardとの違いは?

スマホVRの元祖とも言えるのが、Googleが提唱した「Google Cardboard」です。ダンボール製の組み立て式で、さらに安価に入手できるものもあります。このノーブランドVRヘッドセットは、Cardboardと比較してどのような立ち位置でしょうか?

項目 本製品(ノーブランドVRヘッドセット) Google Cardboard
材質 プラスチック製 ダンボール製
ヘッドホン 内蔵(有線) なし(スマホのスピーカー利用)
調整機能 焦点距離、レンズ間距離、ボリューム調整 なし(一部調整機能付きもあり)
装着感 ヘッドバンドで固定、クッションあり 手で持つか、簡易的なバンド
価格 2,000円台 数百円~1,000円台

見ての通り、本製品はCardboardの上位互換と言えるでしょう。プラスチック製で耐久性があり、ヘッドホン内蔵、そして各種調整機能があるため、より快適で没入感のあるVR体験を提供してくれます。本格的なVRバイス、例えばMeta社の「Meta Quest 3」やPICO社の「PICO 4」のようなスタンドアローンVRヘッドセットとは、性能も価格帯も全く異なります。本製品はあくまで「スマホVR」の枠内で、手軽にVRを試したい方向けの製品です。

こんな人におすすめ!

  • VRってどんな感じ?」とVRに興味があるVR初心者
  • 高価なVRバイスには手が出せない方
  • 手軽にVR動画や3D映画を楽しみたい方
  • スマホで手軽にVR体験をしてみたい方
  • お子様へのちょっとしたプレゼントを探している方

まとめ:入門用としては十分すぎるVRヘッドセット

このノーブランドのVRヘッドセットは、本格的なVR体験を求める方には物足りないかもしれませんが、「VRの世界をちょっと覗いてみたい」という方にとっては、価格以上の価値を提供する素晴らしい製品だと感じました。

手軽にVRを体験できるだけでなく、内蔵ヘッドホンや各種調整機能も備わっており、入門用としては十分すぎる性能を持っています。高価なVRバイスを購入する前に、まずはこのVRヘッドセットで、新しいエンターテイメントの世界への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。