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【JBL SOUNDGEAR SENSE レビュー】耳を塞がないのに高音質!「ながら聴き」の常識を覆す新体験イヤホン

あなたはイヤホンで音楽を聴きながら、周囲の音もクリアに聞きたいと思ったことはありませんか? オフィスで仕事中、家事をしながら、あるいは散歩中に安全に音楽を楽しみたい。そんな願いをJBLが叶えてくれました。

今回ご紹介するのは、JBLから登場した革新的なオープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン「JBL SOUNDGEAR SENSE」です。耳を塞がずにJBLらしい高音質を届ける、まさに「ながら聴き」の常識を覆す一台。

JBL SOUNDGEAR SENSEとは?

JBL SOUNDGEAR SENSE」は、耳の穴を完全に塞がない「オープンイヤー型」を採用した完全ワイヤレスイヤホンです。従来のイヤホンのように耳の奥に挿入するのではなく、耳のくぼみにスピーカーがくるように装着します。これにより、周囲の音も自然に聞こえるため、安全性と快適性を両立した新しいリスニング体験を提供します。

主な特徴は以下の通りです。

  • 耳を塞がない2ウェイのオープンスタイル: 長時間使用しても耳が蒸れたり痛くなりにくい快適性。
  • OpenSoundテクノロジー: 音漏れを極限まで軽減しつつ、JBLらしいパワフルなサウンドを実現。
  • 角度調整可能なイヤーフック構造: 一人ひとりの耳の形に合わせてフィット感をパーソナライズ。
  • IP54防水・防塵: 汗や急な雨にも強く、アウトドアやスポーツシーンでも活躍。
  • Bluetooth 5.3 & マルチポイント接続: 安定した接続性と、2台のデバイスへの同時接続が可能。

実際にJBL SOUNDGEAR SENSEを使ってみて感じたこと

発売当初から注目していたこのイヤホン。実際に手にして使ってみると、想像以上に多くのメリットと、いくつかの気づきがありました。私の主観的な感想をお伝えします。

快適性と安全性は想像以上

まず驚いたのは、その快適性です。耳を塞がないので、長時間つけていても圧迫感がなく、まるで何もつけていないかのような感覚です。耳の中が蒸れることもなく、これまでのカナル型イヤホンで感じていた不快感から完全に解放されました。特に私は耳の閉塞感が苦手なので、これは大きなメリットです。

そして、安全性の高さも特筆すべき点です。音楽を聴きながらでも、車の音やアナウンス、家族の声などがはっきりと聞こえるため、散歩中の安全性が格段に向上しました。オフィスで仕事をしている時も、同僚に話しかけられた際にすぐに気づくことができ、いちいちイヤホンを外す手間がありません。これはテレワークやオフィスでの「ながら聴き」に最適だと感じました。

オープンイヤーでこの音質はすごい!

「耳を塞がないと音質が物足りないのでは?」と心配していましたが、そこはさすがJBL。独自の「OpenSoundテクノロジー」が搭載されているだけあって、オープンイヤーとは思えないほどクリアでパワフルなサウンドを提供してくれます。

特に低音の響きには驚きました。耳のすぐ外で鳴っているのに、しっかりとベースラインが感じられ、音楽に没入できます。中高音域もクリアで、ヴォーカルの細かなニュアンスまで聞き取れるため、普段聴いている音楽が新鮮に感じられました。

音漏れとフィット感について

「OpenSoundテクノロジー」のおかげで、音漏れはかなり軽減されています。普通の音量で聴いている限り、電車の中や一般的なオフィス環境であれば、周囲にほとんど漏れることはありませんでした。しかし、静かな図書館などで大音量で聴くと、やはり多少は音漏れがあると感じる可能性もゼロではありません。TPOをわきまえた音量調整は必要だと感じました。

フィット感については、角度調整可能なイヤーフックがとても優秀です。自分の耳の形に合わせて微調整できるので、一度ベストな位置を見つければ、激しい運動をしてもズレにくく安定した装着感を得られます。ただし、これは個人差があるため、ご自身の耳に合うか試着してみるのが一番良いでしょう。

競合製品との比較:Shokz(旧AfterShokz)との違い

耳を塞がないイヤホンとして、骨伝導方式を採用しているShokz(ショックス、旧AfterShokz)の製品を思い浮かべる方も多いでしょう。JBL SOUNDGEAR SENSEとShokzの主な違いを比較してみましょう。

項目 JBL SOUNDGEAR SENSE (空気伝導) Shokz (骨伝導)
音の伝わり方 耳のすぐ外のスピーカーから空気を振動させて音を届ける 骨を振動させて音を届ける
装着方法 耳のくぼみにスピーカー部を配置し、イヤーフックで固定 こめかみに振動子を当て、耳掛け式のフレームで固定
音質の特徴 自然でクリアなサウンドJBLらしいパワフルな低音感 骨伝導特有のクリアなサウンド、低音はJBLほどパワフルではない可能性
振動 なし 大音量時にこめかみに微細な振動を感じることがある
開放感 非常に高い 非常に高い

Shokzの骨伝導イヤホンは、その技術によって耳を塞がずに音を届けますが、JBL SOUNDGEAR SENSEは空気伝導方式であるため、骨伝導特有の振動感がありません。私はこの振動が苦手だったので、JBL SOUNDGEAR SENSEの自然なリスニング体験は非常に魅力的でした。音質面でも、JBLならではのパワフルなサウンドは、特に音楽好きにはたまらない魅力だと感じます。どちらも耳を塞がないという点では共通していますが、リスニング体験は大きく異なります。

どんな人におすすめ?

私がJBL SOUNDGEAR SENSEを特におすすめしたいのは、以下のような方々です。

  • 通勤・通学で周りの音も聞きたい方: 交通量の多い場所でも安全に移動できます。
  • ランニングやウォーキングなどの運動をする方: 汗に強く、周囲の音も聞こえるので安全です。
  • オフィスや自宅で「ながら聴き」をしたい方: 仕事や家事をしながらでも、会話や来客に気づけます。
  • 耳の閉塞感が苦手な方: 長時間着用しても耳が痛くなりにくく、蒸れません。
  • JBLの高音質をオープンイヤーで楽しみたい方: オープンイヤー型でも妥協しないJBLサウンドを体験できます。

まとめ

JBL SOUNDGEAR SENSEは、耳を塞がない快適さと、JBLらしい高音質を両立させた画期的なイヤホンです。安全性、快適性、そして音質のどれもが期待を上回る体験を提供してくれました。

これまでの「ながら聴き」の概念を変える、新しいリスニングスタイルをぜひ体験してみてください。きっと、あなたの日常がより豊かになるはずです。