手のひらゲーセンが進化!Trimui Brickはレトロゲーム愛を照らす新定番となるか?
レトロゲーム愛好家の皆さん、そして手軽にあの頃の興奮を味わいたいゲーマーの皆さん、こんにちは!
今回は、手のひらにすっぽり収まるサイズながら、驚くべき性能とこだわりを詰め込んだ新型レトロハンドヘルドゲーム機「Trimui Brick」を徹底レビューしていきます。
その名の通りレンガのようなユニークなデザインと、煌びやかなRGBバックライトが特徴のこの一台。本当にゲーム体験を豊かにしてくれるのか、じっくり見ていきましょう。
Trimui Brickとは?その魅力の核心に迫る
「Trimui Brick」は、Whatskoが手掛ける最新のレトロハンドヘルドゲーム機です。単なるエミュレーター機としてだけでなく、所有する喜びやプレイ中の没入感を高めるための様々な工夫が凝らされています。
主要なスペックと特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
CPU | AllwinnerA133plus (クアッドコア、最大1.8GHz) |
GPU | Imagination PowerVR GE8300 660MHz |
RAM | 1GB LPDDR4x |
ストレージ | 8GB emmc + 64GB TF (最大256GB拡張可能) |
OS | OpenSourceLinuxシステム |
スクリーン | 3.2インチIPS、1024*768P解像度、フルラミネーション |
バッテリー | 3000mAh |
特筆機能 | RGBバックライト、CNCメタルバックプレーン、取り外し可能肩ボタン、デュアルWi-Fiバトル |
対応シミュレータ | 20+種類 |
このスペックを見てまず驚くのは、3.2インチというコンパクトな画面サイズに対して、1024*768Pという高解像度IPSスクリーンを搭載している点でしょう。一般的なレトロゲーム機の多くが640x480Pを採用していることを考えると、この点は大きな強みです。
実際に触ってみて感じた「Trimui Brick」の魅力
実際に手にとってみると、その名の通りの「Brick=レンガ」のようなしっかりとした質感に驚きます。CNCメタルバックプレーンが採用されているおかげで、安っぽさは一切感じられず、まるで精密機械のような所有感があります。この頑丈さは、外出先で気軽に持ち運ぶ際にも安心感を与えてくれますね。
画面の美しさと操作感
電源を入れると、3.2インチのフルラミネーションIPSスクリーンが鮮やかに起動します。1024*768Pという高解像度は伊達ではありません。ドット絵のレトロゲームも、まるで現代のHDモニターでプレイしているかのようにクッキリと表示されます。文字の視認性も高く、小さな画面でありがちな「目が疲れる」という感覚が軽減されているように感じました。特にアクションゲームやRPGで背景の細かな描写まで楽しめたのは大きな発見です。
操作ボタンは適度なクリック感があり、十字キーもスムーズで、格闘ゲームの複雑なコマンド入力も思った以上に快適に行えました。小さめの本体サイズなので、手の大きな方には少し窮屈に感じるかもしれませんが、私にはピッタリのサイズ感でした。
煌めくRGBバックライトの演出
Trimui Brickの最もユニークな特徴の一つが、本体背面と肩ボタンに搭載されたRGBバックライトです。これが想像以上にゲーム体験を盛り上げてくれます。特に暗い部屋でプレイしていると、光が壁に反射して、まるでゲームセンターの筐体のような雰囲気を醸し出してくれます。気分に合わせて色を変えられるのも楽しく、「今日はこの色で集中するぞ!」といった、ちょっとしたモチベーションアップにも繋がりました。友達に見せると「何それ、カッコいい!」と必ず言われる、まさに”映える”機能です。
性能とエミュレーション体験
AllwinnerA133plusチップと1GB LPDDR4x RAMのおかげか、起動は非常に早く、メニュー操作もサクサク。20種類以上のシミュレータに対応しているとのことですが、実際にいくつかのプラットフォームのゲームを試したところ、ほとんどのタイトルで安定した動作を確認できました。特に定番のレトロ機タイトルであれば、フレーム落ちや音の遅延といったストレスはほとんど感じません。もちろん、最新の3Dゲームを快適に動かすのは難しいですが、それはこの機の用途とは異なりますから、十分すぎる性能と言えるでしょう。
そして、特筆すべきはデュアルWi-Fiバトル機能。友達とTrimui Brickを持ち寄って、同じゲームで対戦できるのは非常に盛り上がります。自宅で友人とのレトロゲーム対戦が手軽に実現できるのは、この機種ならではの醍醐味です。
競合製品との比較:Trimui Brickの立ち位置
レトロハンドヘルドゲーム機市場は、Anbernic(アンバーニック)やMiyoo(ミヨオ)といった人気ブランドがひしめき合っています。それぞれの機種に特徴がありますが、Trimui Brickはどこが違うのでしょうか。
機種名 | 画面サイズ | 解像度 | 特徴 |
---|---|---|---|
Trimui Brick | 3.2インチ | 1024*768P | コンパクト、高解像度、RGBライト、メタルバックプレーン |\ |
Anbernic RG35XX Plus | 3.5インチ | 640x480P | 安定した性能、多くのエミュレータ対応、カスタムFW |\ |
Miyoo Mini Plus | 3.5インチ | 640x480P | 定番のコンパクト機、カスタムFWが人気 |
Trimui Brickは、Anbernic RG35XX PlusやMiyoo Mini Plusといった人気機種と比較すると、3.2インチと一回り小さい画面サイズが特徴です。しかし、その分、解像度は他の追随を許さない1024*768Pを誇り、高精細な映像体験を提供します。また、RGBバックライトやCNCメタルバックプレーンといった、質感やデザインへのこだわりは、他の機種にはないTrimui Brickならではの魅力と言えるでしょう。
「ただゲームができればいい」というだけでなく、「所有する満足感」や「見た目の楽しさ」も重視する方には、Trimui Brickが強く響くはずです。
メリット・デメリット
実際に使ってみて感じたTrimui Brickのメリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 圧倒的な携帯性: ポケットにもすっぽり収まるサイズで、どこへでも持ち運べます。
- 高精細IPSスクリーン: 3.2インチながら、1024*768Pの高解像度でドット絵も驚くほど鮮やか。
- 高品質なビルド: CNCメタルバックプレーン採用で、高級感と耐久性を両立。
- RGBバックライト: 視覚的な楽しさが増し、ゲームへの没入感を高めます。
- Wi-Fiバトル対応: 友人と手軽にレトロゲーム対戦が楽しめます。
- 取り外し可能な肩ボタン: 自分好みにカスタマイズできるのが嬉しい。
デメリット
- 画面サイズ: 3.2インチは非常にコンパクトですが、人によっては小さすぎると感じるかもしれません。
- 最新3Dゲームは苦手: 本来の用途ではありませんが、PS2以降などの重いゲームは厳しいです。
- 操作慣れ: 初めてレトロハンドヘルド機に触れる方は、ボタン配置などに少し慣れが必要かもしれません。
こんな人におすすめ!
Trimui Brickは、まさにこんな方にぴったりの一台です。
- レトロゲームのヘビーユーザー: コレクションしたゲームを最高の環境で楽しみたい方。
- 外出先での暇つぶしを探している方: 通勤・通学中やちょっとした空き時間に手軽にゲームを楽しみたい方。
- デザインや質感にもこだわりたい方: 単なるエミュレーター機ではなく、所有欲を満たす一台を求める方。
- 友達とレトロゲームを共有したい方: Wi-Fiバトルで盛り上がりたい方。
まとめ:レトロゲーム体験をアップグレードする一台
Trimui Brickは、コンパクトなボディに詰め込まれた高性能と、RGBバックライトやCNCメタルバックプレーンといった独自のこだわりが光る、非常に魅力的なレトロハンドヘルドゲーム機です。
ただゲームを遊ぶだけでなく、その美しい画面、しっかりとした質感、そして光の演出が、レトロゲーム体験をより豊かで特別なものにしてくれます。まさに「手のひらゲーセン」が、現代の技術で進化を遂げた一台と言えるでしょう。
レトロゲームファンならずとも、ぜひ一度このユニークな魅力を体験してみてはいかがでしょうか。