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『マーズ・アタック!』は本当にB級映画? 意外な魅力を徹底解剖!【Blu-rayレビュー】

『マーズ・アタック!』Blu-rayレビュー:これは本当にただのB級映画なのか?

ティム・バートン監督の異色SFコメディ『マーズ・アタック!』。公開当時、その独特な世界観とブラックユーモアで賛否両論を巻き起こしましたが、今なおカルト的な人気を誇ります。豪華キャスト陣も話題ですが、果たしてこの作品、本当にただのB級映画なのでしょうか? Blu-ray版を鑑賞し、その魅力を徹底的にレビューします。

あらすじ

突如として地球に現れた火星人。友好的な態度で始まった彼らとの交流は、しかし、火星人の圧倒的な破壊衝動によって一変します。大統領をはじめとする地球人は、火星人の奇妙な兵器や作戦に翻弄され、絶望的な状況に追い込まれていきます。果たして地球に未来はあるのでしょうか?

豪華キャスト陣による怪演

ジャック・ニコルソングレン・クローズアネット・ベニングピアース・ブロスナンダニー・デヴィートマイケル・J・フォックス…とにかく、これでもか!というほど豪華なキャストが集結しています。しかし、彼らは決して二枚目、三枚目としてカッコよく登場するわけではありません。むしろ、どこか間抜けで人間味あふれる姿をコミカルに演じています。

特に印象的なのは、ジャック・ニコルソンの大統領役。最初は威厳を保とうとしますが、事態が悪化するにつれてどんどん滑稽になっていく様は、まさに圧巻です。

ティム・バートン節全開!

シザーハンズ』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』など、独特な世界観を持つティム・バートン監督作品だけあって、本作もそのテイストが色濃く反映されています。

  • 火星人のグロテスクなデザイン
  • レトロなSF映画へのオマージュ
  • ブラックユーモア満載のストーリー

これらの要素が絶妙に絡み合い、他では味わえない独特の雰囲気を醸し出しています。

競合作品との比較

同時期に公開されたSF映画インデペンデンス・デイ』と比較されることが多い本作。どちらも宇宙からの侵略者を描いた作品ですが、そのアプローチは大きく異なります。

項目 マーズ・アタック! インデペンデンス・デイ
雰囲気 コメディ、パニック アクション、スペクタクル
侵略者の描写 奇妙でグロテスク 圧倒的な力を持つ脅威
ストーリー ブラックユーモアと風刺 王道的なヒーロー像と感動的な展開
ターゲット層 SFコメディ好き、ティム・バートンファン アクション映画好き、家族連れ

インデペンデンス・デイ』が正統派なSF映画であるのに対し、『マーズ・アタック!』は徹底的にパロディに徹しています。そのため、好みが分かれるかもしれませんが、その尖った作風こそが本作の魅力と言えるでしょう。

Blu-ray版の画質・音質

Blu-ray版では、オリジナルの映像をより高画質で楽しむことができます。火星人のグロテスクな造形や、街が破壊されていく様子など、迫力満点の映像は必見です。音質も向上しており、臨場感あふれるサウンドで作品を堪能できます。

個人的な感想

公開当時、私は小学生でしたが、火星人の奇妙な姿と、地球人が次々と殺されていくシーンに衝撃を受けたのを覚えています。大人になって改めて見ると、そのブラックユーモアや風刺の効いたストーリーに、さらに深く感銘を受けました。

確かに、万人受けする作品ではありません。しかし、一度ハマると抜け出せない、中毒性のある作品であることは間違いありません。

まとめ

『マーズ・アタック!』は、単なるB級映画ではありません。ティム・バートン監督ならではの独特な世界観と、豪華キャスト陣の怪演が光る、唯一無二のSFコメディです。食わず嫌いせずに、ぜひ一度Blu-rayで鑑賞してみてください。

きっと、あなたも火星人の「アックアック」という奇妙な笑い声が頭から離れなくなるはずです!