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3,980円でプロの音質が手に入る?Superlux HD681BがDTM・リスニング環境を劇変させる衝撃の理由

3,980円の衝撃!DTM初心者の僕がSuperlux HD681Bを選んだ理由

「ちゃんとしたモニターヘッドホンが欲しいけど、正直予算が厳しい…」 DTMを始めたばかりの僕が抱えていた悩みです。 そんな時、ふと目に入ったのが「Superlux セミ・オープン型プロフェッショナルモニターヘッドフォン HD681B」。 驚いたのはその価格。なんと3,980円! 「え、モニターヘッドホンってこんな安くて大丈夫なの?」と半信半疑で購入した僕ですが、これがとんでもない掘り出し物でした。

Superlux HD681Bってどんなヘッドホン?基本情報と僕の第一印象

まず、HD681Bは台湾のSuperlux社が手掛けるセミオープン型のモニターヘッドホンです。 「モニター」と名がつく通り、音源を正確に再生することに特化しており、音楽制作の現場や、純粋に音源の細部まで聴き分けたい人に最適とされています。 セミオープン型なので、密閉型よりも音場が広く、開放型よりも音漏れが少ないという良いとこ取りの特性を持っています。

ざっと基本的なスペックを見てみましょう。

項目 スペック
ドライバー 50mm ダイナミック型/ネオジウム・マグネット
感度 98dB SPL/mW
周波数帯域 10Hz ~ 30,000Hz
インピーダンス 32Ω
ケーブル長 2.5m

箱から取り出した時の第一印象は「値段の割にしっかりしてるな」というもの。プラスチック主体ですが、安っぽさはあまり感じられません。装着感は良好で、頭の形に合わせて自動調整してくれるヘッドバンドは、長時間使用でもストレスが少ない工夫だと感じました。

実際に使ってみた!HD681Bの音質レビューと僕のリスニング体験

いよいよ音質のレビューです。正直、この価格でここまでの音が出るとは思っていませんでした。

驚くほどフラットでクリアなサウンド

まず感じたのは、音のフラットさです。特定の帯域が強調されることなく、全体的にバランスが取れています。

  • 低音: ぼやけることなく、しっかりとタイトに鳴ります。ベースラインやキックドラムの輪郭がはっきりと聴き取れて、今まで聴き逃していた部分が鮮明に感じられます。DTMでミックスする際も、低域の濁りを正確に把握できるようになりました。
  • 中音: ボーカルやギターの音が非常にクリアです。特にボーカルの息遣いやアコースティック楽器の響きなど、細かなニュアンスまで再現してくれます。これでミックスのバランスがぐっと取りやすくなりました。
  • 高音: 刺さるような不快な高音ではなく、伸びやかでクリアな印象です。シンバルの残響やハイハットの粒立ちまで、驚くほど詳細に聴き分けられます。長時間のリスニングでも疲れにくいのはこのおかげかもしれません。

セミオープン型ならではの開放感と定位

セミオープン型という特性もあって、音場が広く感じられます。密閉型ヘッドホン特有の頭の中で音が鳴っているような閉塞感が少なく、まるでスピーカーで聴いているかのような自然な広がりがあります。 楽器の定位も非常に掴みやすく、DTMでのパンニング作業が格段にやりやすくなりました。音源のどこに何の楽器があるのかが手に取るようにわかる感覚は、まさにモニターヘッドホンならではの体験です。 僕の場合、このヘッドホンを使い始めてから、ミックスの精度が格段に向上し、自分の楽曲がよりプロフェッショナルなサウンドに近づいたと実感しています。単に良い音で聴けるだけでなく、音源制作における「耳」を鍛えてくれる存在だと感じました。

メリット・デメリットを正直にレビュー!HD681Bはこんな人にオススメ

どんな製品にも良い点と改善点があります。HD681Bを僕が使ってみて感じたメリット・デメリットを正直にお伝えします。

ここが良い!HD681Bのメリット

  • 圧倒的なコストパフォーマンス: 3,980円という価格で、このモニター性能は驚異的です。DTM初心者や、良い音質を手軽に体験したい人には最高の選択肢でしょう。
  • フラットで高解像度なサウンド: ミックスやマスタリングの初期段階で音源の素の音を聴き取るのに非常に役立ちます。音楽鑑賞においても、今まで気づかなかった音のディテールを発見できます。
  • セミオープン型による自然な音場: 長時間使用しても耳が疲れにくく、閉塞感が少ないため、集中力を保ちやすいです。
  • 頑丈な作り: プラスチック製とはいえ、過酷な使用にも耐えうる堅牢さがあります。不意に落としても壊れにくい安心感は、気軽に使いたい人にとって嬉しいポイントです。

気になる点も…HD681Bのデメリット

  • デザインがやや無骨: プロ仕様といった外観で、ファッション性は正直ありません。しかし、機能性を重視するモニターヘッドホンとしては許容範囲でしょう。
  • 装着感に好みが分かれるかも: 僕の頭にはフィットしましたが、人によっては側圧が強く感じられるかもしれません。また、イヤーパッドは長時間の使用で蒸れやすいと感じることもありました。
  • 音漏れと遮音性: セミオープン型であるため、音漏れは密閉型より大きいです。静かな場所での使用や、周囲への配慮が必要な場合は注意が必要です。逆に、外部の音も多少入ってくるため、完全に集中したい場面では物足りなく感じるかもしれません。

競合製品との比較:あの「AKG K240 STUDIO」との関係は?

HD681Bを語る上でよく引き合いに出されるのが、オーストリアAKG社が誇る「K240 STUDIO」です。こちらもセミオープン型のモニターヘッドホンで、多くのスタジオで採用されている名機です。

製品名 価格帯(参考) タイプ 特徴
Superlux HD681B 3,980円 セミオープン型 圧倒的コスパAKG K240 STUDIOに酷似した設計で「ジェネリックK240」とも称されるフラットなモニターサウンド
AKG K240 STUDIO 10,000円前後 セミオープン型 業界標準。安定したモニター性能と装着感。SuperluxのOEM元では?という都市伝説も。
Audio-Technica ATH-M20x 5,000円前後 密閉型 入門機として人気。遮音性が高く、外部の音を遮断したい場合に有利。サウンドはややドンシャリ傾向。

HD681Bは、デザインや構造がK240 STUDIOに非常によく似ています。実際、「SuperluxはAKGOEM工場だったのでは?」という噂もまことしやかに囁かれるほどです。音質もK240 STUDIOに匹敵すると評価する声も多く、この価格でそれに近い体験ができるのは驚き以外の何物でもありません。もちろん、ブランドとしての信頼性や細部の作り込みではAKGに軍配が上がるでしょうが、こと音質性能に限ればHD681Bは本当に素晴らしい選択肢です。 Audio-TechnicaのATH-M20xのような密閉型入門機と比較すると、HD681Bのセミオープン型ならではの音場の広さとフラットさという点で差別化が図れます。どちらを選ぶかは、音漏れを気にするか、それとも音場の広さを優先するかで決まるでしょう。

まとめ:Superlux HD681Bは「価格破壊のモニターヘッドホン」だった

Superlux HD681Bを数ヶ月使ってみて、僕のDTM環境は本当に変わりました。 以前はなんとなくでやっていたミックス作業も、HD681Bで音の粗を明確に把握できるようになったおかげで、以前よりも自信を持って音源をリリースできるようになりました。

「3,980円でプロ級の音質が手に入る」 これは決して過剰な誇張ではありません。

  • DTMをこれから始めたいけど予算を抑えたい人
  • 手軽に本格的なモニターサウンドを体験したい人
  • 手持ちのヘッドホンでは物足りなさを感じているが、高価なモデルには手が出ない人

こんな皆さんには、ぜひ一度このSuperlux HD681Bを試してみてほしいです。きっと、あなたの音楽制作やリスニング体験がワンランクアップすること間違いなしですよ。