Nikon COOLPIX B700:驚異の光学60倍ズームで、見たことのない世界へ
Nikon COOLPIX B700は、コンパクトなボディに光学60倍ズームを搭載した高倍率ズームコンデジです。「ちょっとした旅行に持っていける、本格的な望遠カメラが欲しい」というワガママを叶えてくれる一台。今回は実際にB700を使い倒して、その実力をレビューします。
COOLPIX B700の魅力
- 光学60倍ズーム: 35mm判換算で24-1440mm相当という驚異的なズーム域。
- ダイナミックファインズーム: 最大120倍(2880mm相当)までズーム可能。
- 高性能手ブレ補正: 5.0段分の手ブレ補正効果で、望遠撮影時も安心。
- 4K UHD動画: 高精細な4K動画撮影に対応。
- SnapBridge: スマホへの自動転送が可能。
- RAW対応: RAW(NRW)形式での記録に対応し、撮影後の編集も自由自在。
COOLPIX B700を使ってみた
実際にCOOLPIX B700を持って、近所の公園や旅行先などで撮影してみました。まず驚いたのが、そのズーム性能。遠くの景色や動物を、まるで目の前にいるかのように捉えることができます。手持ちでの望遠撮影は難しいと思われがちですが、B700の手ブレ補正は強力で、安心して撮影に集中できました。
公園での撮影
公園で鳥を撮影してみました。普段は近づけない距離から、羽の模様まではっきりと捉えることができました。また、背景を大きくぼかすことで、被写体を際立たせることも容易です。
旅行先での撮影
旅行先では、風景写真や建物の撮影に活用しました。広角側を使えば、雄大な景色を一枚に収めることができますし、望遠側を使えば、細部のディテールまで捉えることができます。特に、夕焼け空を望遠で撮影した写真は、肉眼で見るよりも美しく、感動しました。
COOLPIX B700のメリット・デメリット
メリット
- 圧倒的なズーム性能: 他のコンデジでは真似できないズーム域は、B700最大の魅力です。
- 高い手ブレ補正効果: 望遠撮影時でも、手ブレを気にせず撮影できます。
- 豊富な撮影機能: シーンモードやクリエイティブモードなど、様々な撮影機能が搭載されています。
- RAW対応: RAW現像で、写真の可能性をさらに広げることができます。
デメリット
- 高感度画質: センサーサイズが小さいため、高感度撮影時の画質は、一眼レフカメラに劣ります。
- AF性能: 一眼レフカメラに比べると、AFの速度や精度は劣ります。
- 動画撮影時の手振れ補正: 静止画に比べると、動画撮影時の手振れ補正は弱いです。
競合製品との比較
高倍率ズームコンデジとしては、Canon PowerShot SX720 HSやSONY Cyber-shot DSC-HX99などが挙げられます。
- Canon PowerShot SX720 HS: 光学40倍ズームを搭載。B700よりも小型軽量で、携帯性に優れています。ただし、ズーム倍率はB700に劣ります。
- SONY Cyber-shot DSC-HX99: 光学24-720mm相当のズームレンズを搭載。4K動画撮影に対応しています。B700よりもコンパクトで、AF性能に優れています。しかし、望遠端の焦点距離はB700に劣ります。
これらの機種と比較すると、B700はズーム性能と手ブレ補正効果に優れていると言えます。よりコンパクトな機種を求めるならSX720 HSやHX99、より高画質を求めるなら一眼レフカメラを検討するのが良いでしょう。
まとめ
Nikon COOLPIX B700は、光学60倍ズームという圧倒的なズーム性能が魅力のコンデジです。高画質ではありませんが、望遠撮影を手軽に楽しみたい方や、旅行先で様々なシーンを撮影したい方におすすめです。