大戦略パーフェクト4.0 レビュー:シリーズ集大成は伊達じゃない!戦略SLGファン必携の理由
ウォーシミュレーションゲームの金字塔、大戦略シリーズ。その集大成とも言える「大戦略パーフェクト4.0」を実際にプレイしてみた感想をレビューします。昔からのファンはもちろん、SLG初心者にもおすすめできるのか?徹底的に掘り下げていきます。
大戦略パーフェクト4.0とは?
システムソフト・アルファーから発売されている、戦略シミュレーションゲームです。プレイヤーは軍隊を指揮し、マップ上で敵軍と戦い、勝利を目指します。本作は、シリーズの集大成として、過去作の要素を網羅しつつ、新たな要素も追加されています。特に、ゲームエディタやマップエディタが搭載されており、ユーザーが自由にゲームをカスタマイズできる点が大きな特徴です。
変わらない面白さ、進化したシステム
大戦略シリーズの魅力は、何と言ってもその奥深さ。地形、ユニットの相性、資源の管理など、様々な要素を考慮して戦略を練る必要があります。本作では、ユニットの種類が大幅に増え、戦術の幅が広がりました。例えば、ステルス戦闘機で敵のレーダー網を掻い潜り、敵陣深くにある拠点を奇襲するといった戦術も可能です。
また、AIの強化も体感できました。以前のシリーズでは、AIの思考ルーチンが単調で、パターン化された戦術で攻略することが可能でした。しかし、本作のAIは、プレイヤーの行動を予測し、臨機応変に対応してきます。そのため、常に新しい戦略を考え、実行する必要があり、非常にやりごたえがあります。
競合製品との比較
戦略SLGといえば、コーエーテクモゲームスの「信長の野望」シリーズも人気です。しかし、「信長の野望」シリーズが内政や外交に重きを置いているのに対し、「大戦略」シリーズは戦闘に特化しています。そのため、純粋に戦略シミュレーションを楽しみたいという方には、「大戦略パーフェクト4.0」がおすすめです。
また、海外のRTS(リアルタイムストラテジー)である「StarCraft」シリーズと比較すると、大戦略はターン制であるため、じっくりと戦略を練ることができます。RTSのような反射神経や素早い判断力は必要ありません。
良かった点、悪かった点
良かった点
- ユニットの種類が豊富で、様々な戦術を楽しめる
- AIが強化され、やりごたえがある
- ゲームエディタ、マップエディタで自由なカスタマイズが可能
- オンライン対戦に対応
悪かった点
- グラフィックがやや古臭い
- 操作が複雑で、初心者には敷居が高い
- ロード時間が長い
ユーザーエディット機能について
今作の目玉とも言えるエディット機能ですが、これが想像以上に素晴らしい出来です。マップエディタを使えば、現実世界の地形を再現したり、オリジナルの地形を作成したりできます。また、ユニットエディタを使えば、既存のユニットの性能を変更したり、オリジナルのユニットを作成したりすることも可能です。
私は実際に、自分の住んでいる地域をマップエディタで再現し、そこで大規模な戦闘を行うという遊び方を試してみました。これが非常に面白く、時間を忘れて没頭してしまいました。
まとめ:戦略SLGファンなら買って損なし!
「大戦略パーフェクト4.0」は、戦略SLGファンなら間違いなく楽しめる作品です。豊富なユニット、強化されたAI、自由なカスタマイズ機能など、長く遊べる要素が満載です。グラフィックや操作性にはやや難があるものの、それを補って余りある魅力があります。SLG初心者には少し敷居が高いかもしれませんが、じっくりと腰を据えてプレイすれば、その奥深さにきっと魅了されるはずです。