箱庭内政がアツい!『信長の野望・革新 with パワーアップキット』レビュー
歴史シミュレーションゲームの金字塔、『信長の野望』シリーズ。その中でも異彩を放つ『信長の野望・革新 with パワーアップキット』(以下、革新PK)は、箱庭内政システムを導入し、戦略性を大きく進化させた作品です。
今回は、革新PKを実際にプレイした感想をもとに、その魅力や特徴を徹底的にレビューします。
革新PKのココがスゴイ!
箱庭内政で都市を開発!
革新PK最大の特徴は、なんといっても箱庭形式で都市を開発できる点です。城下町に様々な施設を建設し、資源を生産したり、兵力を増強したり、技術を開発したりできます。施設の配置や組み合わせによって効果が大きく変わるため、戦略的な思考が求められます。
例えば、商業区画に隣接して市場を建てれば、収入がアップします。また、兵舎の近くに訓練所を建てれば、兵士の練度が上がり、戦闘で有利になります。このように、施設の配置を工夫することで、都市の発展を効率的に進めることが可能です。
技術開発で戦局を有利に!
革新PKでは、技術開発も重要な要素です。技術を開発することで、兵器の性能を向上させたり、新たな戦術を使用したりできます。技術は大きく分けて、内政系、軍事系、外交系の3種類があり、それぞれ特色があります。
内政系の技術を開発すれば、資源の生産効率が向上したり、災害を防いだりできます。軍事系の技術を開発すれば、鉄砲の射程が伸びたり、騎馬隊の攻撃力が上がったりします。外交系の技術を開発すれば、他国との交渉が有利に進められたり、同盟を結びやすくなったりします。
パワーアップキットでさらに深く!
無印の『革新』に加えて、パワーアップキットでは、新たな勢力や武将、イベントなどが追加され、さらにゲームを楽しめる要素が満載です。特に、武将の個性を際立たせる「戦法」システムは、戦闘をより戦略的に、ドラマチックに演出してくれます。
他の信長の野望シリーズとの違いは?
信長の野望シリーズは数多くの作品がありますが、革新PKは特に内政システムに重点が置かれています。例えば、『信長の野望・創造』では、城下町は自動的に発展していくため、プレイヤーが細かく指示を出す必要はありません。一方、革新PKでは、プレイヤーが一つ一つの施設を建設し、配置を考える必要があります。そのため、より都市開発に没頭したいプレイヤーには、革新PKがおすすめです。
また、『信長の野望・大志』では、武将の「志」が重要になりますが、革新PKでは、武将の能力値や戦法がより重要になります。そのため、武将の個性を活かした戦略を立てたいプレイヤーには、『大志』よりも革新PKが向いているかもしれません。
比較項目 | 信長の野望・革新PK | 信長の野望・創造 | 信長の野望・大志 |
---|---|---|---|
内政システム | 箱庭形式 | 自動発展 | 領地システム |
武将の個性 | 能力値、戦法 | 能力値 | 志 |
戦闘システム | リアルタイム制 | リアルタイム制 | ターン制 |
プレイして感じたメリット・デメリット
メリット
- 内政がとにかく面白い!箱庭を眺めているだけで時間が過ぎる。
- 技術開発の戦略性が高い。どの技術を優先するか考えるのが楽しい。
- 武将の戦法が強力で、一発逆転の可能性もある。
- 全国マップがシームレスにつながっていて、臨場感がある。
デメリット
- グラフィックが少し古い。
- 操作が少し複雑。
- 敵AIがやや単調。
こんな人にオススメ!
- 都市育成シミュレーションが好き
- 戦略を練るのが好き
- 戦国時代の歴史が好き
- じっくりと腰を据えてゲームをプレイしたい
まとめ:革新的な内政システムで、戦国時代を制覇せよ!
『信長の野望・革新 with パワーアップキット』は、箱庭内政という革新的なシステムを導入し、戦略性を大きく進化させた作品です。内政好き、戦略好き、戦国時代好きにはたまらない作品と言えるでしょう。ぜひ、あなたも革新PKで、天下統一を目指してみてください!