推しガジェログ

買ってよかったガジェットなど

トラウマ必至!映画『イベント・ホライゾン』デジタル・リマスター版DVDで宇宙最悪の悪夢を追体験

イベント・ホライゾン』デジタル・リマスター版DVDレビュー:地獄へ続く宇宙船の恐怖

SFホラーの傑作として名高い『イベント・ホライゾン』。デジタル・リマスター版DVDで、その恐怖を再び体験しました。公開当時、その過激な描写が物議を醸しましたが、今見ても全く色褪せない、いや、むしろ深みを増した悪夢のような映像体験でした。

あらすじ

2047年、消息を絶った実験宇宙船「イベント・ホライゾン」が、海王星付近で突如として消息を回復します。原因究明のため、ミラー船長率いる調査チームが派遣されますが、そこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する恐怖でした。「イベント・ホライゾン」は、異次元への扉を開き、文字通り“地獄”から何かを持ち帰ってしまったのです。

ストーリー

物語は、遭難信号を受信した宇宙船の調査に向かうクルーたちが、想像を絶する恐怖に遭遇するというもの。閉鎖された宇宙空間で、徐々に狂気に蝕まれていく人々の姿が、生々しく描かれます。特に、「イベント・ホライゾン」が持ち帰った“何か”が明らかになるにつれて、物語は加速的に狂気を帯びていきます。

見どころ

  • デジタル・リマスターによる映像美: オリジナル版よりも鮮明になった映像は、宇宙空間の美しさと、船内の異様な雰囲気を際立たせています。特に、地獄の描写は、目を背けたくなるほど強烈です。
  • ローレンス・フィッシュバーンサム・ニールの演技: ミラー船長を演じるローレンス・フィッシュバーンと、ウィリアム・ワイヤー博士を演じるサム・ニールの演技は圧巻です。極限状態における人間の心理を見事に表現しています。
  • 独特の世界観: SFとホラーを融合させた独特の世界観は、他の作品にはない魅力を持っています。特に、宇宙船のデザインや、異次元の描写は、見る者を圧倒します。

他の作品との比較

SFホラーというジャンルで比較されることの多い作品として、リドリー・スコット監督の『エイリアン』が挙げられます。『エイリアン』は、未知の生命体との遭遇を描いた作品ですが、『イベント・ホライゾン』は、人間の内面に潜む狂気や、異次元の恐怖を描いている点が異なります。また、近年の作品では、映画『ライフ』(2017)なども宇宙空間での恐怖を描いていますが、『イベント・ホライゾン』が持つ独特の退廃的な雰囲気は、他の作品では味わえません。

感想

イベント・ホライゾン』は、単なるホラー映画ではありません。人間の探究心、科学の暴走、そして人間の心の闇を描いた、奥深い作品です。見終わった後、しばらくは悪夢にうなされるかもしれません。しかし、それこそが、この映画の魅力なのです。

この作品を初めて観たのは、まだ幼い頃でした。正直、当時の私には内容が難しく、ただただ怖いという印象しかありませんでした。しかし、今回改めてデジタル・リマスター版を観て、その深さに改めて感銘を受けました。

特に印象に残ったのは、登場人物たちの心理描写です。極限状態に置かれた人間が、どのようにして狂気に染まっていくのか。その過程が、非常にリアルに描かれています。また、異次元の描写も、想像力を掻き立てられるものでした。一体、イベント・ホライゾンの船内で何が起こったのか。それを想像するだけで、背筋が凍る思いがします。

メリット・デメリット

メリット

  • デジタル・リマスターによる高画質・高音質
  • SFホラーの傑作を、いつでも手軽に楽しめる
  • 何度見ても新たな発見がある奥深さ

デメリット

  • 過激な描写が含まれているため、苦手な人は注意
  • 一部、物語の展開が難解な部分がある

こんな人におすすめ

  • SFホラーが好き
  • スプラッター描写に抵抗がない
  • 人間の心理を描いた作品が好き
  • 過去にこの作品を観て、もう一度見たいと思っている

まとめ

イベント・ホライゾン』デジタル・リマスター版DVDは、SFホラーファンにとって、必見のアイテムです。未体験の方はもちろん、過去に観たことがある方も、ぜひこの機会に、宇宙最悪の悪夢を追体験してみてください。