【V<ファースト>】リメイク版は面白い?旧作ファンがDVD前半セットを徹底レビュー!
80年代に一世を風靡したSFドラマ「V」のリメイク版、「V<ファースト>」。宇宙から来た友好的な訪問者(ビジター)の裏の顔、人類との葛藤を描いた作品です。今回は、DVD前半セット(1~6話収録)を実際に視聴した旧作ファンが、その魅力を徹底的にレビューします。
「V<ファースト>」ってどんなドラマ?
突如として地球に巨大な宇宙船が現れ、友好的な異星人「ビジター」が人類に接触してきます。彼らは高度な科学技術を提供し、平和的な交流を深めていきますが、ジャーナリストのエリカは、彼らの裏の顔に気づき始めます。実はビジターは、地球を侵略するためにやってきた爬虫類人だったのです。エリカはレジスタンスを結成し、ビジターとの戦いに身を投じていきます。
旧作との違いは?
リメイク版「V」は、旧作の基本的な設定を踏襲しつつ、現代的な視点と映像技術でアップデートされています。旧作との主な違いは以下の通りです。
- キャラクター設定の変更: 主人公エリカの職業がジャーナリストからFBI捜査官に変更。ビジター側のキャラクターも、より複雑な人間関係が描かれています。
- ストーリー展開のスピード感: 旧作に比べて、ストーリー展開がスピーディー。1話完結のエピソードも多く、飽きさせない工夫が凝らされています。
- 映像技術の進化: CG技術を駆使した宇宙船やビジターの描写は、旧作とは比較にならないほどリアル。
DVD前半セット(1~6話)の見どころ
DVD前半セットでは、ビジターの登場から、エリカがレジスタンスを結成するまでが描かれています。特に注目すべきは以下の点です。
- 第1話:ビジターの圧倒的な存在感と、彼らの友好的な仮面。その裏に隠された陰謀が徐々に明らかになっていく様子に、目が離せません。
- 第3話:エリカがビジターの正体に気づき、レジスタンスとしての活動を開始する重要なエピソード。緊迫感あふれる展開に、手に汗握ります。
- 第6話:ビジターのリーダー、アナの冷酷さと美しさ。彼女のカリスマ性に魅了される一方で、恐怖を感じずにはいられません。
実際に見て感じたメリット・デメリット
メリット
- スピーディーな展開で飽きさせない: 1話ごとに山場があり、次々と新しい謎が生まれるので、最後まで飽きずに見続けられます。
- 現代的な視点と映像技術: 旧作ファンはもちろん、SFドラマ初心者でも楽しめるクオリティ。
- 魅力的なキャラクター: エリカやアナなど、個性的なキャラクターたちが織りなす人間ドラマも見どころ。
デメリット
- 旧作との設定変更に抵抗がある人も: キャラクター設定やストーリー展開が一部変更されているため、旧作ファンの中には違和感を覚える人もいるかもしれません。
- 打ち切りで未完: シーズン2で打ち切りになったため、物語が完結していないのが残念。
競合作品との比較
同じく異星人侵略をテーマにしたドラマとして、「フォーリング スカイズ」が挙げられます。しかし、「V<ファースト>」は、ビジターの巧妙な策略や、人類内部の裏切りなど、心理的な駆け引きに重点が置かれている点が異なります。また、リメイク元である旧作「V」と比較すると、映像技術やストーリー展開のテンポが格段に向上しており、より現代的なドラマとして楽しめるでしょう。
こんな人におすすめ
- SFドラマが好きな人
- スリリングな展開を楽しみたい人
- 個性的なキャラクターが登場するドラマが好きな人
- 旧作「V」のファン
まとめ
「V<ファースト>」は、旧作の魅力を引き継ぎつつ、現代的な視点と映像技術でアップデートされたSFドラマです。スピーディーな展開、魅力的なキャラクター、そして何よりも、ビジターの正体が徐々に明らかになっていくスリルが、視聴者を飽きさせません。残念ながらシーズン2で打ち切りとなってしまいましたが、DVD前半セットだけでも十分に楽しめるはずです。ぜひ一度、手に取って、その目で確かめてみてください。