MONGOL800「MESSAGE」レビュー：青春時代の思い出が蘇る、色褪せない名盤！

MONGOL800の「MESSAGE」。青春時代に誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、沖縄出身の3ピースバンドによる歴史的名盤です。今回は、このアルバムを改めて聴き直し、当時を振り返りながら、その魅力と普遍性についてレビューしたいと思います。

Message

アーティスト:MONGOL800
ハイウェーブ

Amazon

1. イントロダクション：時代を超えて愛される理由

「MESSAGE」がリリースされたのは2001年。当時、私は中学生でした。ラジオから流れてくる「小さな恋のうた」を聴いた時の衝撃は今でも忘れられません。それまでのJ-POPとは一線を画す、ストレートで力強いメッセージ、そして何よりも心を掴むメロディー。瞬く間にモンパチの虜になりました。

あれから20年以上経ちましたが、今聴いても全く色褪せていません。むしろ、当時の思い出が蘇り、心が熱くなるような感覚を覚えます。それは、このアルバムに込められた普遍的なメッセージと、MONGOL800の音楽に対する真摯な姿勢が、時代を超えて人々の心に響いているからでしょう。

2. アルバム全曲レビュー：名曲揃いの充実作

「MESSAGE」は、捨て曲なしと言えるほど、どの曲もクオリティが高いです。特に印象的な曲をいくつかご紹介します。

あなたに：ストレートなラブソング。大切な人への想いが詰まっています。
小さな恋のうた：モンパチの代表曲。世代を超えて愛される名曲です。
琉球愛歌：沖縄への愛が溢れる楽曲。聴いていると故郷を想う気持ちになります。
Song for you：大切な人への感謝の気持ちを歌ったバラード。心に沁みます。
DON'T WORRY BE HAPPY：聴いていると自然と笑顔になれる、ポジティブなメッセージソングです。

これらの楽曲以外にも、「矛盾の上に咲く花」「HEY Mommy」など、聴きごたえのある曲が満載です。ぜひ、アルバムを通して聴いてみてください。

3. 他のバンドとの比較：MONGOL800の独自性

MONGOL800は、同時期に活動していた他のバンド、例えばHi-STANDARDやGOING STEADYなどと比較されることがあります。しかし、彼らの音楽性は、これらのバンドとは一線を画しています。Hi-STANDARDのようなメロコアの要素は少なく、GOING STEADYのような青春パンクの青臭さもありません。MONGOL800の音楽は、より普遍的で、幅広い層に受け入れられるポピュラリティを持っています。

MONGOL800の独自性は、沖縄音楽の要素を取り入れている点にもあります。「琉球愛歌」や「Song for ANARCHY」など、沖縄方言を使った歌詞や、沖縄民謡の旋律を取り入れた楽曲は、他のバンドにはない魅力です。