「ザ・プラクティス」シーズン1コンパクトBOXレビュー:弁護士ドラマの原点にして頂点!今こそ観るべき理由
「ザ・プラクティス」シーズン1コンパクトBOXは、数々の弁護士ドラマに影響を与えた傑作ドラマの原点です。泥臭くも人間味あふれる弁護士たちの姿は、今見ても色褪せません。法廷劇としての面白さはもちろん、登場人物たちの葛藤や成長が丁寧に描かれており、見応え十分です。
「ザ・プラクティス」とは?
「ザ・プラクティス」は、ボストンを舞台に、弱者のために戦う弁護士事務所を描いたドラマです。大手事務所のように潤沢な資金はなく、常にギリギリの状態で、依頼人のために奔走します。主人公のボビー・ドネルを中心に、個性豊かな弁護士たちが、時に苦悩し、時に喜びながら、正義を追求していく姿が描かれています。
シーズン1の見どころ
シーズン1では、ボビー・ドネル法律事務所の設立当初の苦労や、各弁護士たちの個性、そして印象的な事件が数多く描かれています。
- 第1話: 事務所設立のきっかけとなった事件。ボビーの熱意と正義感が光ります。
- 各弁護士のキャラクター: アラン・ショアの天才的な弁護スキル、リンゼイ・ドールの女性としての葛藤、ユージーン・ヤングの冷静な判断力など、それぞれの個性が際立っています。
- 社会派なテーマ: 人種差別、貧困、冤罪など、現代社会にも通じるテーマが扱われており、考えさせられる内容です。
他の弁護士ドラマとの違い
「ザ・プラクティス」は、他の弁護士ドラマと比べて、より人間ドラマとしての側面が強いのが特徴です。例えば、「LAW & ORDER」シリーズのように、事件そのものの解決に重点を置くのではなく、弁護士たちの心情や葛藤を深く掘り下げています。また、「アリー my Love」のように、法廷を舞台にしたラブコメディというわけでもありません。シリアスなテーマを扱いながらも、人間味あふれる描写が魅力です。
同時期に人気を博した「ER緊急救命室」のような、群像劇としての魅力もあります。それぞれが問題を抱えながらも、プロフェッショナルとして職務を全うする姿は、多くの視聴者の共感を呼びました。
実体験に基づくレビュー
私が「ザ・プラクティス」を初めて観たのは、高校生の時でした。当時、私は将来の夢も目標もなく、ただ漠然と日々を過ごしていました。しかし、「ザ・プラクティス」を観て、自分の信念を持って生きることの大切さを学びました。特に、ボビー・ドネルの熱い正義感に感銘を受け、私も人のために何かできる人間になりたいと思うようになりました。弁護士という職業を意識したのも、このドラマがきっかけです。
あれから20年以上経ちましたが、今でも「ザ・プラクティス」は私にとって特別なドラマです。時々、無性に観たくなる時があります。特に、仕事で壁にぶつかった時や、人間関係で悩んでいる時に観ると、勇気をもらえます。登場人物たちの姿に、自分自身を重ね合わせ、共感したり、反省したりしながら、また明日から頑張ろうと思えるのです。
メリット・デメリット
メリット
- 骨太なストーリー: 単なる法廷劇ではなく、人間ドラマとして見応えがある。
- 個性的なキャラクター: 弁護士たちのキャラクターが魅力的で、感情移入しやすい。
- 社会派なテーマ: 現代社会にも通じるテーマが扱われており、考えさせられる。
デメリット
- 映像が古い: 20年以上前のドラマなので、現代のドラマと比べると映像が粗い。
- 専門用語が多い: 法廷用語など、専門的な言葉が頻繁に出てくる。
- 重いテーマ: シリアスなテーマを扱っているため、気軽に楽しめるドラマではない。
こんな人におすすめ
- 骨太な人間ドラマが好きな人
- 社会派なテーマに関心がある人
- 弁護士ドラマに興味がある人
- 過去の名作ドラマを観たい人
まとめ
「ザ・プラクティス」シーズン1コンパクトBOXは、弁護士ドラマの原点にして頂点とも言える作品です。古さを感じさせない、普遍的なテーマと人間ドラマは、今見ても十分に楽しめます。ぜひ、この機会に「ザ・プラクティス」の世界に浸ってみてください。