格ゲーの新時代が到来!VSLAB VSNOVA N17SP Blackが指先に革命を起こす
格闘ゲームにおいて、コントローラーはプレイヤーの「分身」とも言える重要な存在です。アケコン、パッド、そして近年急速に勢力を拡大しているレバーレスコントローラー。 今回私が熱く語りたいのは、その中でもひときわ異彩を放つ一台、VSLABの『VSNOVA N17SP Black』です。
既存のレバーレスコントローラーに何となく物足りなさを感じていた方、あるいは「もっと快適に、もっと素早く入力したい」と願うすべての格ゲーマーに、この一台がどれほどの可能性を秘めているのか、私の実体験を交えながら深掘りしていきましょう。
VSNOVA N17SP Black、何が「新次元」なのか?
最大の特徴:スプリットレイアウトが拓く操作の自由
VSNOVA N17SP Blackを手に取ってまず驚かされるのは、その独特な分割型スプリットレイアウトです。 一般的なレバーレスコントローラー、例えば『Hitbox』や『Razer Kitsune』などが採用する四角いボタン配置とは一線を画し、このN17SP Blackは左右の手がより自然に開いた状態で操作できるように設計されています。
特に注目すべきは、右手親指で扱えるボタンが増えている点です。私はこれまで右手親指でジャンプボタンを押すスタイルではなかったのですが、この配置によってパリィやインパクトのような咄嗟の入力を親指で行える選択肢が生まれました。
特徴 | VSNOVA N17SP Black | 一般的なレバーレス(例: Hitbox) |
---|---|---|
ボタン配置 | 分割型スプリットレイアウト(親指ボタン増、角度調整) | 標準的な四角ボタン配置 |
手の位置 | 自然に開いた状態 | 比較的中央に寄る |
利点 | 疲労軽減、咄嗟の入力の選択肢増 | シンプル、幅広いプレイヤーに馴染みやすい |
実際に使ってみると、このレイアウトの恩恵は想像以上でした。長時間プレイしても手首や指への負担が少なく、自然なフォームを維持できるため、集中力が途切れにくいと感じました。
「霞軸」が織りなす超速入力の秘密
格闘ゲームにおいて、入力速度は勝敗を分ける重要な要素です。VSNOVA N17SP Blackには、Gateron社と共同開発されたオリジナルスイッチ「霞軸」が搭載されています。
- 作動点:0.5mm
- 総ストローク:1.5mm
- 押下圧:35gf
これらの数値が示す通り、霞軸は非常に短い作動点と軽い押下圧を特徴としています。私の体感では、指が触れたか触れないかの瞬間にコマンドが入力されるような感覚で、従来のコントローラーでは難しかった密度の高いコンボや、ギリギリのフレームを争う差し返しが格段にやりやすくなりました。
特に、0.5mmという作動点は、まるで指先に脳が直結しているかのような反応速度をもたらし、これまで諦めていたような難しい連携も成功率が大幅に向上しました。まさに「指先の革命」を実感できる瞬間です。
使いやすさを徹底追求:細部へのこだわり
コンバーターいらず!PS5/Switch2に本体のみで対応
多くのレバーレスコントローラーがPS5で使用する際に外部コンバーターを必要とする中、VSNOVA N17SP Blackは本体のみでPS5に対応している点が素晴らしいです。これは非常に大きなメリットで、余計な出費や接続の手間を省けるだけでなく、遅延の心配も減らせます。
また、Switch2(Switch)にも本体の切り替えスイッチで対応しており、PCゲーマーからコンソールゲーマーまで、幅広いプラットフォームで活躍してくれる一台です。実際にPS5とPCで切り替えて使ってみましたが、スイッチ一つで設定が完了するため、ストレスフリーでした。
本体に設定切り替えスイッチを搭載
接続機種の切り替えはもちろん、SOCDモードの切り替えまで、一般的なコントローラーではPCに接続してソフトウェアで設定する必要がある項目が、すべて本体のスイッチで完結します。大会会場や友人宅など、PCがない環境でもすぐに自分の最適な設定でプレイできるのは、非常に実用的だと感じました。
耐久性と快適性を両立するフロストアクリルパネル
天板には、マットタイプのフロストアクリルパネルが採用されています。これがまた良い仕事をしてくれるんです。
- 滑り止め効果: 長時間の激しい操作でも手が滑りにくい。
- 耐汗性: 手汗をかいてもベタつきにくい感触。
- 軽量かつ耐久性: 持ち運びにも便利で、安心して使える頑丈さ。
実際に触れてみると、サラサラとした質感でありながら、しっかりと指に吸い付くようなグリップ感があり、プレイ中の安定性が増しました。見た目もスタイリッシュで所有欲を満たしてくれます。
競合製品との比較:なぜVSNOVA N17SP Blackを選ぶべきか
現在市場には様々なレバーレスコントローラーが存在しますが、VSNOVA N17SP Blackは特に以下の点で競合製品と差別化されています。
製品名/ブランド | 主な特徴 | 価格帯(概算) | VSNova N17SP Blackとの違い | ターゲットユーザー |
---|---|---|---|---|
VSNOVA N17SP Black (VSLAB) | スプリット配置、霞軸、PS5/Switch2本体対応、薄型静音 | 約1.2万円 | 親指ボタン増、自然な手の位置、超低ストロークスイッチ | 操作性追求型、自然な姿勢を好むプレイヤー、初心者〜上級者 |
Hitbox (Hitbox Arcade) | 標準的なレバーレス配置、高精度ボタン | 2.5~4万円 | スプリット配置ではない、一般的なキースイッチ | 伝統的なレバーレスに慣れたプレイヤー |
Razer Kitsune (Razer) | 薄型、光学式スイッチ、PS5対応 | 4~5万円 | スプリット配置ではない、高価格帯、光学式スイッチ | 最新技術を求めるプレイヤー、Razerファン |
Victrix Pro FS-12 (Victrix) | 高品質部品、PS5対応 | 6~8万円 | アケコン型、非常に高価格帯、標準的なキースイッチ | 最高の品質を求めるプロプレイヤー |
VSNOVA N17SP Blackの最大の強みは、ユニークなスプリットレイアウトと霞軸による入力精度、そして11,980円という価格です。高価なゲーミングデバイスが多い中で、この価格でハイスタンダードな性能とPS5/Switch2対応を実現している点は、コストパフォーマンスを重視するゲーマーにとって非常に魅力的です。
特に、右手親指でジャンプを押すのが苦手な方や、より自然な手の配置で長時間のプレイを快適に行いたい方には、他社製品にはない明確なアドバンテージがあると言えるでしょう。
メリットとデメリット
メリット
- 革新的なスプリットレイアウト: 指への負担が少なく、より自然な手の配置でプレイできる。
- 超高速入力「霞軸」: 作動点0.5mm、押下圧35gfで反応速度が段違いに向上。
- PS5/Switch2本体のみ対応: 追加のコンバーターが不要で、すぐに始められる手軽さ。
- 本体での設定切り替え: PC不要で、どこでも簡単に設定変更が可能。
- 高いコストパフォーマンス: この機能と性能で1万円台は非常に魅力的。
- マットフロストアクリルパネル: 滑りにくく、耐汗性に優れ、長時間のプレイでも快適。
デメリット
- 独特のレイアウトに慣れが必要: 従来のレバーレスやアケコンから移行する場合、最初は多少の適応期間が必要となる可能性がある。
総評:VSNOVA N17SP Blackはこんな人におすすめ!
- 格闘ゲームの操作性を限界まで追求したいプレイヤー
- より自然な手の配置で、長時間のプレイを快適に行いたい方
- 反応速度と入力精度を劇的に向上させたいと願う上級者
- PCだけでなく、PS5やSwitch2でもハイスペックなレバーレスを使いたいコンソールゲーマー
- レバーレスコントローラーに興味があるが、どれを選べば良いか迷っている初心者(この製品は「ハイスタンダード」でありながら手が出しやすい価格帯です)
まとめ:あなたの格ゲーライフが変わる一台
VSLAB VSNOVA N17SP Blackは、単なる新しいレバーレスコントローラーではありません。それは、格闘ゲームの操作における「指先の革命」をもたらす、まさに次世代のデバイスです。
独特のスプリットレイアウトと超高速「霞軸」が、あなたの入力精度と反応速度を飛躍的に向上させ、PS5やSwitch2にも対応する利便性は、これからの格ゲーシーンで間違いなく中心的な存在となるでしょう。
もしあなたが、今よりもっと上達したい、もっと快適にプレイしたいと願うなら、ぜひこの『VSNOVA N17SP Black』を手に取ってみてください。あなたの格ゲーライフが、きっと大きく変わるはずです。