「恋しくて」DVDレビュー:あの頃の輝きは色褪せない!
1987年公開の青春映画「恋しくて」。エリック・ストルツ、メアリー・スチュアート・マスターソンらが出演し、監督はハワード・ドイッチ。公開当時、中学生だった私は映画館で見て、主人公のキースに恋い焦がれたものです。
時は流れ、DVDで改めて鑑賞。あの頃のドキドキは蘇るのか…?
あらすじ
絵を描くことが好きな高校生のキースは、容姿端麗でリッチなアマンダに恋心を抱く。しかし、身分違いの恋と周りの反対、そしてアマンダ自身の心の葛藤が、二人の関係を複雑にしていく…というストーリー。
青春時代の甘酸っぱさと切なさが爆発!
「恋しくて」の魅力は、何と言っても青春時代の甘酸っぱさと切なさを見事に描いている点。キースのひたむきな想い、アマンダの複雑な心情、そして二人の恋を邪魔する周囲の目…観ていると、自分の青春時代を思い出して、胸が締め付けられるような気持ちになります。
特に、ラストシーンは涙なしには観られません!
キャストの演技が素晴らしい
エリック・ストルツの繊細な演技、メアリー・スチュアート・マスターソンの美しさ、リー・トンプソンのキュートさ…キャストの演技が、それぞれのキャラクターを見事に表現しています。
特に、エリック・ストルツは、キースの繊細な心の動きを、表情や仕草で巧みに表現しており、観ている者の心を掴みます。
映像と音楽も魅力的
80年代の雰囲気を醸し出す映像と音楽も、「恋しくて」の魅力の一つ。ファッションや音楽など、当時の流行が反映されており、懐かしい気持ちになります。
特に、ニュー・オーダーの「シェルショック」は、映画の雰囲気にぴったりで、聴いていると切ない気持ちになります。
DVDの画質・音質は?
DVDの画質は、正直言って現代のBlu-rayと比べると粗い部分もあります。しかし、鑑賞に堪えないレベルではありません。むしろ、少しノイズが混じった映像が、80年代の雰囲気を醸し出していて、良い味を出しているとも言えます。
音質も、当時のオリジナル音源なので、最新のサラウンドシステムで聴くと物足りないかもしれませんが、十分に楽しめます。
こんな人におすすめ
- 80年代の青春映画が好きな人
- 甘酸っぱい恋愛映画が好きな人
- エリック・ストルツのファン
- ニュー・オーダーのファン
競合作品との比較
80年代の青春映画といえば、「ブレックファスト・クラブ」や「プリティ・イン・ピンク/恋人たちの街角」なども人気があります。
「ブレックファスト・クラブ」は、様々な問題を抱えた高校生たちが、閉鎖された空間で交流する群像劇。「プリティ・イン・ピンク」は、身分違いの恋を描いた作品です。
「恋しくて」は、これらの作品と比べると、より恋愛に焦点を当てた作品と言えるでしょう。また、主人公のキースのひたむきな想いが、観る者の心を強く打つのが特徴です。
メリット・デメリット
メリット
- 青春時代の甘酸っぱさと切なさを味わえる
- キャストの演技が素晴らしい
- 映像と音楽が魅力的
- 何度観ても感動できる
デメリット
- 画質・音質は現代のBlu-rayと比べると劣る
- ストーリー展開が少しありきたり
まとめ:青春時代の思い出が蘇る、感動の名作!
「恋しくて」は、青春時代の甘酸っぱさと切なさを味わえる、感動の名作です。DVDで改めて鑑賞しましたが、あの頃のドキドキは色褪せていませんでした。
青春映画が好きな人、甘酸っぱい恋愛映画が好きな人には、ぜひ観ていただきたい作品です。