Xperia Tablet Z SO-03E:懐かしの名機を今使う価値はあるのか?
Xperia Tablet Z SO-03Eは、2013年にドコモから発売されたタブレットです。当時としては驚異的な薄型軽量ボディと防水性能で話題を呼びました。しかし、発売から10年以上経った今、あえてこのタブレットを選ぶ価値はあるのでしょうか?現役エンジニアの視点から、徹底的にレビューします。
スペック
まずは、Xperia Tablet Z SO-03Eの主なスペックを見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Android 4.1 (アップデートで4.2まで) |
CPU | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz クアッドコア |
RAM | 2GB |
ストレージ | 32GB |
ディスプレイ | 10.1インチ WUXGA (1920x1200) TFT液晶 |
カメラ | リア810万画素/フロント220万画素 |
バッテリー | 6000mAh |
防水防塵 | IPX5/7、IP5X |
サイズ | 約266x172x6.9mm |
重量 | 約495g |
外観
Xperia Tablet Z SO-03Eの最大の特徴は、その薄さと軽さです。厚さはわずか6.9mm、重さは約495gと、当時のタブレットとしては非常にコンパクトでした。実際に手に取ると、その薄さに驚かされます。また、背面はマットな質感で、指紋が付きにくいのも嬉しいポイントです。防水防塵に対応しているため、お風呂やキッチンなど、水回りでも安心して使用できます。
実際に使ってみて
実際にXperia Tablet Z SO-03Eを使ってみて感じたことをご紹介します。
メリット
- 薄型軽量で持ち運びやすい: カバンに入れても邪魔にならないので、通勤・通学中に電子書籍を読んだり、動画を見たりするのに最適です。
- 防水防塵: お風呂で動画を見たり、キッチンでレシピを見たりするのに便利です。
- microSDカードスロット搭載: ストレージ容量を拡張できるので、たくさんの動画や音楽を保存できます。
デメリット
- 動作が遅い: 最新のタブレットに比べると、動作が遅く感じます。特に、複数のアプリを同時に起動すると、動作がもたつくことがあります。
- バッテリーの持ちが悪い: バッテリーの劣化もあると思いますが、最近のタブレットに比べるとバッテリーの持ちは悪いです。
- ディスプレイの画質が低い: 最近のタブレットに比べると、ディスプレイの画質は低いです。特に、色の鮮やかさやコントラスト比は劣ります。
- OSが古い:Android 4.2が最終アップデートのため、最新のアプリが動作しない場合があります。
競合製品との比較
Xperia Tablet Z SO-03Eと競合する製品としては、iPad miniやNexus 7などが挙げられます。これらの製品と比較すると、Xperia Tablet Z SO-03Eは防水防塵性能に優れていますが、動作速度やディスプレイの画質は劣ります。
項目 | Xperia Tablet Z SO-03E | iPad mini (初代) | Nexus 7 (2013) |
---|---|---|---|
OS | Android 4.2 | iOS 9.3.5 | Android 6.0.1 |
CPU | Snapdragon S4 Pro | Apple A5 | Snapdragon S4 Pro |
RAM | 2GB | 512MB | 2GB |
ストレージ | 32GB | 16/32/64GB | 16/32GB |
ディスプレイ | 10.1インチ WUXGA | 7.9インチ XGA | 7インチ FHD |
防水防塵 | IPX5/7、IP5X | - | - |
どんな人におすすめ?
Xperia Tablet Z SO-03Eは、以下のような人におすすめです。
- 防水防塵性能を重視する人: お風呂やキッチンでタブレットを使いたい人
- 薄型軽量で持ち運びやすいタブレットを探している人: 通勤・通学中にタブレットを使いたい人
- 電子書籍を読むのが好きな人: 大画面で電子書籍を楽しみたい人
ただし、動作速度やバッテリーの持ちは最新のタブレットに劣るため、快適な動作を求める人にはおすすめできません。
まとめ
Xperia Tablet Z SO-03Eは、防水防塵性能と薄型軽量ボディが魅力のタブレットです。しかし、発売から10年以上経っているため、動作速度やバッテリーの持ちは最新のタブレットに劣ります。割り切って使う分には、まだまだ現役で活躍できるでしょう。