80年代SFホラーの隠れた名作!DVD「ヒドゥン」で体感する異質なスリル
1987年公開、カイル・マクラクラン主演のSFホラー「ヒドゥン」。 一見普通のクライムアクションに見えますが、その実態は人間の体を乗り換えて生きるエイリアンと、それを追うFBI捜査官の戦いを描いた異色作です。
「ヒドゥン」あらすじ
ロサンゼルスで突如、凶悪犯罪が多発。 犯人は善良な市民に乗り移り、常軌を逸した行動を繰り返す。 FBI捜査官ロイド・ギャラガー(カイル・マクラクラン)は、刑事トム・ベック(マイケル・ヌーリー)と協力し、事件の真相を追う。 やがて彼らは、人間の脳に寄生するエイリアンの存在にたどり着く。
80年代SFホラーの魅力が満載
「ヒドゥン」の魅力は、何と言ってもその独特な世界観。 80年代らしいスタイリッシュな映像と、SFホラーならではの異質な雰囲気が見事に融合しています。 特に、エイリアンが人間の体を乗り換えるシーンは、視覚的なインパクトが強く、一度見たら忘れられないでしょう。
カイル・マクラクランの演技が光る
「ツイン・ピークス」でおなじみのカイル・マクラクランが、本作では謎めいたFBI捜査官ロイド・ギャラガーを演じています。 彼のクールな佇まいと、時折見せる人間味溢れる表情が、作品に深みを与えています。
競合作品との比較
同じくエイリアンが人間の体を乗っ取るという設定の映画として、「ボディ・スナッチャー」が挙げられます。 「ボディ・スナッチャー」は、社会全体が静かに侵食されていく恐怖を描いていますが、「ヒドゥン」は、よりアクション要素が強く、エンターテイメント性の高い作品と言えるでしょう。 また、ジョン・カーペンター監督の「ゼイリブ」も、社会に紛れ込んだエイリアンを描いた作品ですが、「ヒドゥン」の方が、エイリアンの生態や行動原理がより詳細に描かれています。
DVDで手軽に名作を鑑賞
今回ご紹介するのはDVD版なので、高画質・高音質で「ヒドゥン」の世界を堪能できます。 特典映像として、メイキングやインタビューなどが収録されている場合もあり、作品をより深く理解することができます。
実体験に基づくレビュー
私が「ヒドゥン」を初めて観たのは、中学生の頃でした。 深夜にテレビで放送されていたのを偶然見つけたのですが、その異様な雰囲気にすっかり魅了されてしまいました。 特に、エイリアンが次々と体を乗り換えていくシーンは、子供心に強烈な印象を残しました。
大人になって改めて観てみると、80年代SFホラーならではのチープさも感じますが、それがまた良い味を出しています。 カイル・マクラクランの演技も素晴らしく、何度観ても飽きません。
メリット・デメリット
メリット:
- 80年代SFホラーの独特な雰囲気を味わえる
- カイル・マクラクランの演技が素晴らしい
- アクション要素が強く、エンターテイメント性が高い
デメリット:
- 映像がやや古臭い
- グロテスクな表現がある
まとめ
「ヒドゥン」は、80年代SFホラーの隠れた名作です。 人間の体を乗り換えて生きるエイリアンと、それを追うFBI捜査官の戦いを描いた異色作で、独特な世界観とカイル・マクラクランの演技が魅力です。 SFホラーファンはもちろん、80年代映画好きにもおすすめの一本です。