JBL SOUNDGEAR SENSE:耳を塞がないイヤホンは「ながら聴き」の未来を拓くか?
周囲の音を聞きながら音楽を楽しめる「ながら聴き」イヤホンの新たな選択肢、JBL SOUNDGEAR SENSE。耳を塞がないオープンイヤー型でありながら、音漏れを極限まで抑えるという触れ込みですが、実際の使用感はどうなのでしょうか?
実際に数日間使用してみたので、忖度なしでレビューしていきます。
開放感と音質のバランス:OpenSoundテクノロジーの実力
JBL SOUNDGEAR SENSE 最大の特徴は、JBL独自の「OpenSoundテクノロジー」です。耳を塞がない構造でありながら、音漏れを最小限に抑え、クリアな音質を実現すると謳っています。
実際に装着してみると、想像以上に開放感があります。周囲の音が自然に聞こえるので、家事をしながら、散歩をしながら、といった「ながら聴き」に最適です。特に、子供の声やインターホンの音など、聞き逃したくない音がある場合に非常に役立ちます。
音質に関しては、低音はやや控えめですが、中高音域はクリアで聞きやすい印象です。音楽鑑賞はもちろん、ポッドキャストやオーディオブックなど、音声コンテンツを楽しむのにも適しています。
ただし、騒がしい場所では、周囲の音に音楽が掻き消されてしまうことがあります。静かな環境での使用がおすすめです。
装着感:角度調整可能なイヤーフックが快適
装着感もSOUNDGEAR SENSEの魅力の一つです。角度調整可能なイヤーフックを採用しており、自分の耳の形に合わせて細かく調整できます。長時間装着していても耳が痛くなりにくく、快適に音楽を楽しめます。
ただし、激しい運動をする際には、外れてしまう可能性があります。ランニングやジムでのトレーニングなど、アクティブなシーンでの使用には注意が必要です。
音漏れは本当に少ない?競合製品と比較
「OpenSoundテクノロジー」によって音漏れが軽減されているとのことですが、実際のところはどうなのでしょうか?
比較対象として、同じオープンイヤー型のambie sound earcuffsと比較してみました。
製品名 | 音漏れ | 音質 | 装着感 | その他 |
---|---|---|---|---|
JBL SOUNDGEAR SENSE | 小さい。静かな場所でも気になりにくい。 | バランスが良い | 調整可能で快適 | マルチポイント対応、IP54防水 |
ambie sound earcuffs | 大きめ。周囲に音が聞こえやすい。 | 低音が弱い | 軽い | ファッション性が高い、アクセサリー感覚 |
比較してみると、JBL SOUNDGEAR SENSEの方が音漏れが少ないことが分かりました。図書館やカフェなど、静かな場所でも比較的安心して使用できます。
メリット・デメリット
メリット
- 耳を塞がない開放感
- 音漏れが少ない
- 調整可能なイヤーフックで快適な装着感
- マルチポイント対応
- IP54防水
デメリット
- 騒がしい場所では音が聞こえにくい
- 激しい運動には不向き
- 価格がやや高め
どんな人におすすめ?
JBL SOUNDGEAR SENSEは、以下のような人におすすめです。
- 周囲の音を聞きながら音楽を楽しみたい人
- テレワークや家事など、「ながら聴き」をしたい人
- 耳を塞ぐイヤホンが苦手な人
- 多少の音漏れは気にしない人
まとめ:新時代の「ながら聴き」体験
JBL SOUNDGEAR SENSEは、耳を塞がない開放感と、音漏れを抑えたクリアな音質を両立した、革新的なイヤホンです。「ながら聴き」の概念を大きく変える可能性を秘めています。
価格はやや高めですが、その価値は十分にあります。新しいリスニング体験を求める方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。