WiMiUS P63 プロジェクター:映画好きが徹底レビュー!
自宅で手軽に映画館気分を味わいたい。そんな夢を叶えてくれるのが、WiMiUS P63 プロジェクターです。Android TV搭載で、Fire TV Stickなしでも動画配信サービスが楽しめるのが魅力。
実際に使ってみて感じた、良い点・悪い点を忖度なしでレビューします。
WiMiUS P63の概要
WiMiUS P63は、Android TVを搭載した小型プロジェクターです。700ANSIルーメンの高輝度で、昼間でも比較的見やすい映像を楽しめます。電動フォーカスや自動台形補正機能も搭載しており、設置も簡単。Wi-Fi 6に対応し、高速なワイヤレス接続が可能です。
スペック
項目 | 内容 |
---|---|
解像度 | 1920x1080 (ネイティブ1080P) |
輝度 | 700ANSIルーメン |
コントラスト比 | 15000:1 |
投影サイズ | 40-300インチ |
台形補正 | 自動/手動 (4P台形補正) |
フォーカス | 電動 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
スピーカー | 2 x 10W HiFi |
Android TVバージョン | 不明 |
入力端子 | HDMI x 2, USB x 1, AV x 1, 3.5mmオーディオ出力 x 1 |
サイズ | 記載なし(小型) |
その他 | 三脚スタンド付属、ズーム機能(50%-100%) |
開封と初期設定
箱を開けると、プロジェクター本体、リモコン、電源ケーブル、HDMIケーブル、三脚、取扱説明書が入っています。
初期設定は非常に簡単。電源を入れるとAndroid TVの初期設定画面が表示されるので、Wi-Fiに接続し、Googleアカウントでログインすればすぐに使えます。Fire TV Stickなどの外部デバイスは不要です。
使ってみて良かった点
Android TV内蔵で動画配信サービスが手軽に楽しめる
これが一番のメリット。YouTube、Prime Video、Netflixなど、主要な動画配信サービスをプロジェクター単体で視聴できます。アプリの切り替えもスムーズで、ストレスなく操作できます。特にNetflixの再生は公式に対応しているため、安定しています。類似のプロジェクターの中には、Android TVを謳っていても、実際にはアプリの動作が不安定だったり、特定のアプリがインストールできなかったりするものもありますが、P63はそのような心配はありませんでした。例えば、Aladdin X2 Plusと比較すると、アプリの豊富さ、動作の安定性で優位に立っています。Aladdin X2 Plusはプロジェクターとしての基本性能は高いものの、Androidのバージョンが古く、一部アプリが利用できない場合があります。
700ANSIルーメンの高輝度で見やすい
以前使っていたプロジェクターは明るさが足りず、 днем夜間でもカーテンを閉め切る必要がありましたが、P63は700ANSIルーメンと明るく、日中でも比較的見やすいです。もちろん、 днем夜間に比べるとコントラストは落ちますが、許容範囲内です。
電動フォーカスと自動台形補正が便利
ピント調整や台形補正が自動でできるので、設置場所を選びません。特に電動フォーカスは、リモコンで簡単に調整できるので、非常に便利です。プロジェクターの位置を少し変えた時など、すぐにピントを合わせ直せるのが良いですね。
Wi-Fi 6で安定したワイヤレス接続
Wi-Fi 6に対応しているため、動画のストリーミングもスムーズです。以前使っていたプロジェクターはWi-Fiが不安定で、動画が途中で止まることがありましたが、P63ではそのような問題は発生していません。
三脚が付属
三脚が付属しているので、別途購入する必要がありません。360度回転するので、好きな角度に調整できます。
使ってみて気になった点
内蔵スピーカーの音質はそこそこ
内蔵スピーカーの音質は、必要十分ではありますが、映画館のような臨場感を味わいたい場合は、外部スピーカーの使用をおすすめします。Bluetoothで簡単に接続できるので、手持ちのスピーカーを接続すると良いでしょう。
動作音がやや気になる
静音設計ではありますが、動作音はゼロではありません。特に静かなシーンでは、ファンの音が気になるかもしれません。映画に集中してしまえば気にならないレベルですが、神経質な方は注意が必要です。
ズーム機能の調整幅
ズーム機能は50%から100%の調整幅ですが、もう少し調整幅が広いと、より様々な環境に対応できると感じました。
競合製品との比較
Anker Nebula Cosmos Max
Anker Nebula Cosmos MaxもAndroid TVを搭載したプロジェクターですが、価格帯が大きく異なります。Nebula Cosmos Maxの方が高価ですが、明るさや解像度も高く、より高画質な映像を楽しめます。予算に余裕がある場合は、Nebula Cosmos Maxも検討する価値があります。しかし、WiMiUS P63は価格と性能のバランスが良く、コスパに優れています。
XGIMI Halo+
XGIMI Halo+も人気のモバイルプロジェクターです。こちらもAndroid TVを搭載し、高画質・高音質が特徴です。バッテリー内蔵で、持ち運びにも便利ですが、価格はWiMiUS P63よりも高めです。
こんな人におすすめ
- 手軽に動画配信サービスを楽しみたい人
- 設置場所を選ばないプロジェクターを探している人
- コスパの良いプロジェクターを探している人
- 初めてプロジェクターを購入する人
まとめ
WiMiUS P63は、Android TV搭載で動画配信サービスが手軽に楽しめ、高輝度で見やすい、コスパの良いプロジェクターです。内蔵スピーカーの音質や動作音など、気になる点もありますが、全体的には非常に満足度の高い製品です。自宅で映画館気分を味わいたい方は、ぜひ検討してみてください。