懐かしの昭和喜劇!「二等兵物語」DVDで笑って泣いて、平和を願う
「二等兵物語 女と兵隊・蚤と兵隊」は、昭和の時代に大人気を博した喜劇映画。 戦時下を舞台に、ドタバタ騒動を繰り広げる兵隊たちの姿をコミカルに描いています。 主演は、名優・伴淳三郎。共演には、花菱アチャコ、宮城野由美子など、当時の人気俳優たちが名を連ねています。
あらすじ
舞台は戦時下の日本。主人公は、おっちょこちょいで楽天的な二等兵・頓田兵太郎(伴淳三郎)。 彼は、上官や同僚を巻き込み、次々と騒動を巻き起こします。 「女と兵隊」では、慰問にやってきた美しい女性歌手に恋心を抱き、「蚤と兵隊」では、蚤の駆除作戦に奮闘します。
昭和喜劇の魅力が満載!
「二等兵物語」の魅力は、何と言ってもその笑いです。 戦時下という厳しい状況の中でも、明るく生きようとする人々の姿が、ユーモラスに描かれています。 伴淳三郎をはじめとする俳優たちのコミカルな演技も、見どころの一つです。
しかし、この映画は単なるお笑い映画ではありません。 戦争の悲惨さや愚かさも、しっかりと描かれています。 笑いの中に、反戦のメッセージが込められているのです。
DVDでいつでも楽しめる!
このDVDには、「女と兵隊」と「蚤と兵隊」の2作品が収録されています。 特典映像として、当時の予告編やスチール写真なども収録されており、ファンにはたまらない内容となっています。
他の戦争喜劇との違い
同時期に制作された戦争喜劇として、古川ロッパの「ロッパの新天地」シリーズなどがあります。 「ロッパの新天地」は、より風刺的で社会批判の要素が強いのが特徴です。 一方、「二等兵物語」は、より大衆的で、幅広い層に受け入れられるように作られています。 また、近年では「シン・ゴジラ」のように、自衛隊をコミカルに描く作品も登場していますが、「二等兵物語」は、戦時下の兵隊をコミカルに描いているという点で、大きく異なっています。
実体験に基づくレビュー
私は、このDVDを何度も繰り返し見ています。 初めて見た時は、単純に笑えるお笑い映画だと思いましたが、見れば見るほど、その奥深さに気づかされました。 特に、「蚤と兵隊」で、蚤の駆除作戦に失敗し、上官に怒られるシーンは、何度見ても笑ってしまいます。 しかし、その背景には、戦時下の物資不足や衛生環境の悪さといった問題が隠されていることに気づかされます。
この映画を見て、戦争の悲惨さや愚かさを改めて感じました。 そして、平和の大切さを再認識しました。
メリット・デメリット
メリット
- 昭和喜劇の魅力を堪能できる
- 笑いの中に反戦のメッセージが込められている
- 特典映像も充実
デメリット
- 画質は当時のものなので、現代の映画に比べると粗い
- 一部、現代の価値観とは異なる表現が含まれている
こんな人におすすめ
- 昭和の喜劇映画が好きな人
- 戦争の悲惨さを知りたい人
- 平和を願う人
まとめ
「二等兵物語 女と兵隊・蚤と兵隊」は、笑いと涙を通して、戦争の悲惨さや平和の大切さを教えてくれる映画です。 昭和喜劇のファンはもちろん、若い世代にもぜひ見ていただきたい作品です。