MJSかんたん!見積納品請求10は本当に「かんたん」?古いソフトと侮るなかれ!私の体験談
個人事業主として活動していると、見積書、納品書、請求書といった書類作成は避けて通れない業務ですよね。私も以前はExcelで手作業で作成しており、時間も手間もかかり、見た目もなんだか素人っぽい…と悩んでいました。そんな時に出会ったのが、ミロク情報サービスの「MJSかんたん!見積納品請求10」です。「かんたん!」というネーミングに惹かれつつも、リリースが2015年と少し古いので正直不安もありました。しかし、実際に使ってみて、その不安はすぐに吹き飛びました。
もしあなたが、日々の書類作成業務に時間を取られているなら、ぜひ一度試してみてほしい一本です。
MJSかんたん!見積納品請求10とは?
「MJSかんたん!見積納品請求10」は、その名の通り、見積書、納品書、請求書の作成に特化したWindows用ソフトウェアです。ミロク情報サービスという老舗企業が手掛けているだけあり、会計・業務ソフトとしての基本的な機能はしっかり押さえられています。
主な機能は以下の通りです。
- 見積書作成: テンプレートを選んで項目を入力するだけで、プロフェッショナルな見積書が作成できます。
- 納品書作成: 見積書の内容を元に、ワンクリックで納品書に変換可能。再入力の手間が省けます。
- 請求書作成: 納品書から請求書を自動生成。未請求の納品書をまとめて請求することも可能です。
- 顧客・商品マスタ登録: よく使う顧客情報や商品情報を登録しておけば、入力の手間を大幅に削減できます。
- 各種帳票出力: 印刷はもちろん、PDF出力にも対応しています。
「かんたん」という言葉に偽りはなく、パソコン操作に不慣れな方でも直感的に使えるよう設計されています。特に、私のように「請求書作成は本業じゃないのに時間がかかる…」と悩んでいる個人事業主や、少人数の会社で経理担当者がいない中小企業にはぴったりです。
実際に使ってみて感じたメリット
私がMJSかんたん!見積納品請求10を導入して、真っ先に感じたのは「時間の節約」でした。これまで数十分かかっていた書類作成が、ものの数分で終わるようになったのです。これは本当に感動ものでした。
1. 本当に「かんたん」な操作性
最も評価したいのは、やはりその操作のしやすさです。マニュアルを読み込む必要もなく、直感的に項目を入力していくだけで、あっという間に書類が完成します。豊富なテンプレートから選べるので、デザインに悩むこともありません。特に、顧客情報や商品情報を一度登録してしまえば、次回からはプルダウンで選ぶだけ。これが本当に便利で、入力ミスも激減しました。
2. プロフェッショナルな書類がサッと作成できる
Excelで作成していた頃は、罫線の調整や文字の配置に気を使い、どうも事務的な印象になってしまいがちでした。しかし、MJSかんたん!見積納品請求10で作成される書類は、非常に見栄えが良く、まるで専門のデザイナーが作ったかのようです。取引先からの信頼感も増し、安心して書類を提出できるようになりました。
3. 買い切り型でコストパフォーマンス抜群
最近はクラウド型の会計ソフトが主流で、月額費用がかかるものが多いですよね。しかし、このソフトは4,980円(購入時価格)の買い切り型。一度購入すれば追加費用なしでずっと使えるのは、初期費用を抑えたい個人事業主や小規模企業にとって大きなメリットです。リリースが古い製品なので、その分価格が抑えられているのかもしれませんが、機能面で全く不満はありませんでした。
4. 安定性と互換性
2015年リリースと聞いて「最新のOSで動くのかな?」と心配でしたが、私のWindows 10 Pro環境では全く問題なく動作しています。最新のWindows 11でも問題なく動作するというレビューも目にします。古い製品だからこそ、機能が安定しており、不必要なアップデートに煩わされることもありません。オフラインで使えるため、インターネット環境に左右されないのも地味ながら大きなメリットです。
デメリットと注意点
良い点ばかりではありません。いくつか注意すべき点もあります。
- クラウド連携機能がない: 弥生会計やfreeeのようなクラウド型会計ソフトとの連携機能はありません。請求書をそのまま会計ソフトに取り込む、といったことはできないため、手動で仕訳入力が必要になります。私は別に会計ソフトを使っているので、この点は割り切っています。
- カスタマイズ性の限界: テンプレートは豊富ですが、ゼロからレイアウトを細かくカスタマイズする機能は限定的です。凝ったデザインの書類を作成したい場合は物足りなく感じるかもしれません。
- サポート体制: ソフトウェアのサポートは購入から一定期間までという制限がある場合があります。もし長期間使用する中でトラブルが発生した際に、迅速なサポートを受けられない可能性は考慮しておくべきでしょう。
競合製品との比較
現在、見積・納品・請求書作成ソフトは多岐にわたります。代表的な競合製品として、主にクラウド型の「freee請求書」や「マネーフォワードクラウド請求書」、デスクトップ型の「弥生販売」シリーズなどが挙げられます。MJSかんたん!見積納品請求10とこれらの製品を比較してみましょう。
特徴 | MJSかんたん!見積納品請求10 | freee請求書/マネーフォワードクラウド請求書 | 弥生販売 |
---|---|---|---|
形式 | デスクトップ型 | クラウド型 | デスクトップ型/クラウド型 |
費用 | 買い切り(約5,000円) | 月額課金制(無料プランあり、機能制限あり) | 買い切り/年額課金制 |
主要機能 | 見積・納品・請求書作成 | 見積・納品・請求書作成、会計連携、銀行連携 | 販売管理全般(在庫、仕入など) |
操作性 | シンプル、直感的 | 直感的、Webインターフェース | 高機能ゆえに習熟必要 |
連携性 | 他ソフトとの連携は基本的に無し | 会計ソフト、銀行口座などと密に連携 | 弥生シリーズ内で連携 |
オフライン | ○ | × | ○(デスクトップ版) |
MJSかんたん!見積納品請求10は、弥生販売のような複雑な販売管理機能は必要ない、とにかく「見積・納品・請求書だけサッと作りたい!」というニーズに特化しています。そして、freeeやマネーフォワードのような月額課金を避けたい、インターネット接続が不安定な場所でも作業したい、という方には特に魅力的な選択肢となるでしょう。
こんな人におすすめ!
私の体験を踏まえて、MJSかんたん!見積納品請求10が特におすすめできるのは、以下のような方々です。
- 個人事業主やフリーランスの方: 複雑な会計機能は不要で、書類作成を効率化したい。
- 少人数の会社で経理担当がいない企業: 月額費用を抑えつつ、プロフェッショナルな書類を作成したい。
- Excelや手書きでの書類作成に限界を感じている方: 書類作成の手間と時間を大幅に削減したい。
- 買い切り型のソフトウェアを好む方: 月額費用を避けたい、一度購入すればずっと使いたい。
- オフラインでの作業が必要な方: インターネット環境に左右されず作業を進めたい。
まとめ
「MJSかんたん!見積納品請求10」は、そのリリース時期から「古いのでは?」と感じるかもしれません。しかし、実際に使ってみて、その「かんたんさ」と「安定性」、そして「買い切り」という価格設定は、現代においても十分に魅力的な選択肢だと確信しました。
もちろん、クラウド型の多機能ソフトと比較すれば、機能面で劣る部分もあります。しかし、「見積書、納品書、請求書をプロフェッショナルな見た目で、とにかく”かんたん”に作りたい」というニーズにおいては、十分すぎるほどのパフォーマンスを発揮してくれます。
もし、あなたが書類作成業務で時間を無駄にしていると感じているなら、ぜひ一度この「MJSかんたん!見積納品請求10」を検討してみてはいかがでしょうか。