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最前線をPS VRで駆け抜けろ!「Bravo Team」はVRシューターの夜明けか、それとも黄昏か?【PS4 VR専用】

はじめに:VR戦場へようこそ!あなたのFPS体験、本当に満足してる?

皆さん、こんにちは!日夜ゲームに没頭している筆者です。FPSというジャンルは、もう私にとって生活の一部のようなもの。しかし、ただ画面の中で撃ち合うだけでは物足りない…そう感じていました。そんな時に出会ったのが、VRゲームの持つ圧倒的な没入感です。今回は、PlayStation VRPS VR)で最前線の戦場をリアルに体感できるという触れ込みのシューティングゲーム「【PS4】Bravo Team (VR専用)」について、実際にプレイした私の正直な感想をお届けしたいと思います。

もし興味が湧いたら、以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。

PS4】Bravo Teamとは?その特徴と魅力を深掘り

「Bravo Team」は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが手掛けたPS VR専用のシューティングゲームです。最大の特徴は、パートナーと共に最前線を駆け抜け、敵と銃火を交えるというリアルな戦場体験にあります。PS VRシューティングコントローラーに対応しているため、実際に銃を構えるような感覚でエイムし、撃つことができるのは、まさに夢のような体験です。

主な特徴

  • PS VRシューティングコントローラーとの連携: 構え、狙い、撃つという一連の動作が、驚くほどリアルに手元で再現されます。これがゲームへの没入感を格段に高めてくれます。
  • パートナーとの協力プレイ: シングルプレイでは優秀なCPUキャラクターがパートナーとなり、的確な指示や援護をしてくれます。マルチプレイでは、実際のプレイヤーとの連携が勝利の鍵となります。仲間とのコミュニケーションが非常に重要視される設計は、このゲームならではの魅力と言えるでしょう。
  • 360度からの脅威: 敵は神出鬼没。まさに四方八方から襲いかかってくるため、常に周囲に気を配る必要があります。VRならではの全方位からの臨場感は、スリル満点です。

本作は2018年4月26日にリリースされました。すでに数年が経過していますが、VRゲームとしてのポテンシャルは今も健在です。

実際にプレイして感じた!Bravo Teamの「リアル」と「課題」

実際にこのゲームを数時間プレイしてみて、良い点と気になる点の両方がありました。私の主観的な感想を交えながらご紹介します。

良い点(メリット)

  • 圧倒的な没入感: PS VRを装着し、シューティングコントローラーを握った瞬間、私は本当に戦場の最前線にいるかのような感覚に陥りました。遮蔽物に隠れ、頭を出して敵を狙撃する動作は、これまでの平面FPSでは味わえない緊張感と興奮を与えてくれます。特に、銃弾が近くをかすめる音や、敵の叫び声が立体的に聞こえるのは、鳥肌ものでした。
  • シューティングコントローラーの操作性: これは本当に素晴らしいです。コントローラーの重心がよく考えられており、構えやすく、エイムもしやすい。実際に照準を覗き込む感覚は、まさに兵士になった気分です。リロードのアクションなども直感的で、ゲームプレイを妨げません。
  • 戦略的なカバーアクション: 本作の移動は、基本的にはポイント間をテレポートする形式です。最初は「え、自由移動じゃないの?」と戸惑いましたが、これが逆に遮蔽物を使った戦略的な立ち回りを生み出しています。どこに移動し、どこから射撃するか、パートナーとどう連携するかを考えるのが非常に楽しいです。

気になる点(デメリット)

  • テレポート移動による制限: 先ほどメリットとして挙げたテレポート移動ですが、やはり自由な移動を好むFPSプレイヤーにとっては、もどかしさを感じるかもしれません。広大なマップを自由に駆け巡りたい、というタイプのゲームではありません。この点は、例えば「Farpoint」のような自由移動ができるVRシューターと比べると、大きく異なるゲーム体験となるでしょう。
  • ゲームボリュームとグラフィック: リリース時期を考えると妥当ですが、最新のAAAタイトルと比べると、グラフィック表現は一歩譲るかもしれません。また、ゲーム全体のボリュームも、長く遊び続けるにはやや物足りなさを感じるかもしれません。しかし、VRゲームとしての体験価値は十分にあります。
  • VR酔い: 個人差がありますが、VRゲームである以上、多少のVR酔いは覚悟が必要です。特に、急な視点移動やテレポート時には、酔いやすい体質の方は注意が必要でしょう。私の場合は、最初は少し気持ち悪くなりましたが、慣れてくると大丈夫でした。

競合タイトルと比較!Bravo Teamが「異質」である理由

PS VRには様々なシューティングゲームがありますが、「Bravo Team」は特にその移動方式とゲーム性において、他のタイトルとは一線を画しています。代表的なVRシューターと比較してみましょう。

ゲームタイトル 主な移動方式 ゲーム性 特徴 Bravo Teamとの相違点
Bravo Team テレポート/ポイント移動 ストーリー重視の協力FPS 遮蔽物からの狙撃、パートナーとの連携、戦術的なカバーアクションが鍵。 自由な移動よりも戦略的なポジショニングを重視。
Farpoint 自由移動 ストーリー重視のFPS 宇宙空間を舞台に自由に移動し、エイリアンと戦う。 広大なマップを自由に移動できる。
Firewall Zero Hour 自由移動 チーム対戦型タクティカルFPS 他プレイヤーとのチーム対戦に特化。協力プレイと対人戦の緊張感が魅力。 対戦要素がなく、PVE(プレイヤーvs環境)に特化している。
Arizona Sunshine 自由移動/テレポート ゾンビシューター 終末世界でゾンビの大群と戦う。個性的な武器が多数登場。 ゾンビではなく人間が主な敵。ホラー要素は薄い。

このように見ると、「Bravo Team」は「Farpoint」や「Firewall Zero Hour」のような自由移動を主とするVRシューターとは異なり、より「レールシューター」や「タクティカルシューター」に近い側面を持っています。これは移動によるVR酔いを軽減しつつ、戦略的なゲームプレイを可能にするための選択だと感じました。自由度が低いと感じるかもしれませんが、その分、限られた移動範囲での駆け引きが面白さに繋がっています。

Bravo Teamはこんな人におすすめ!

私がプレイした経験から、「Bravo Team」は特に以下のような方におすすめできます。

  • PS VRを所有しているFPSファン: VRでのFPS体験に興味があるなら、シューティングコントローラーとの相性も抜群なので、試してみる価値は十分にあります。
  • じっくりと戦略的に進めるゲームが好きな方: 遮蔽物を利用し、パートナーと連携しながら慎重に敵を排除していくスタイルが好きな方にはハマるでしょう。
  • 協力プレイを楽しみたい方: CPUパートナーとの協力プレイも十分楽しめますが、友人や他のプレイヤーと一緒にVC(ボイスチャット)しながら進めるマルチプレイは、格別の達成感があります。
  • VR酔いが比較的少ない方、またはVRに慣れている方: テレポート移動とはいえ、VR特有の感覚はありますので、ある程度VRゲームに慣れていると、より楽しめるでしょう。

まとめ:Bravo TeamはVRシューターの「夜明け」か「黄昏」か?

「【PS4】Bravo Team (VR専用)」は、そのリリース時期やゲームデザインから見ると、決して完璧な「夜明け」を告げるタイトルとは言えないかもしれません。しかし、PS VRシューティングコントローラーとの連携によるリアルな射撃体験、そしてパートナーとの協力プレイに特化した戦略的なゲーム性は、他のVRシューターにはない独自の魅力を持っています。

自由な移動に慣れたFPSプレイヤーにとっては、もどかしさを感じるかもしれませんが、限られた空間での戦術的な駆け引きや、VRならではの没入感を求めるのであれば、十分に楽しめる一本です。私にとっては、VRシューターの可能性を感じさせてくれる、記憶に残る体験となりました。

PS VRの次世代機が控える今、この「Bravo Team」をプレイすることで、VRゲームの進化の過程を肌で感じることができるでしょう。ぜひ、最前線の戦場へ飛び込んでみてください。