HTC Desire 22 pro サルサ・レッド:メタバースへの入り口?
HTC Desire 22 proは、メタバースへの対応を謳う、一風変わったスマートフォンです。 今回は、この機種を実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを徹底的にレビューします。
スペック概要
まずは、HTC Desire 22 proの主なスペックを確認しましょう。
- CPU:Qualcomm Snapdragon 695 5G
- RAM:8GB
- ROM:128GB
- ディスプレイ:6.6インチ FHD+ (1080 x 2412) 120Hz
- バッテリー:4520mAh
- 防水防塵:IP67
- その他:ワイヤレス充電、ワイヤレスリバース充電、VIVE Flow連携
デザイン:個性的で目を引くサルサ・レッド
今回レビューするのは、鮮やかなサルサ・レッドのモデルです。 マットな質感で指紋が付きにくく、手に持った時の感触も良好。 背面にはHTCのロゴが控えめに配置されています。
メタバース体験:VIVE Flowとの連携は面白いが…
この機種の最大の特徴は、HTCのVRグラス「VIVE Flow」との連携機能です。 VIVE Flowを接続することで、3Dコンテンツや360度動画をより没入感のある環境で楽しむことができます。
実際に試してみましたが、VIVE Flowの解像度がそこまで高くないため、映像の粗さが気になる場面も。 また、VIVE Flow自体を持ち運ぶ必要があるため、手軽にメタバース体験ができるとは言い難いです。
カメラ性能:普段使いには十分
カメラは、64MPのメインカメラ、13MPの超広角カメラ、5MPの深度センサーのトリプル構成です。
日中の撮影では、鮮やかでシャープな写真が撮れます。 夜景モードも搭載されており、暗い場所でも比較的明るい写真を撮影可能です。
ただし、ハイエンドモデルのスマートフォンと比べると、ダイナミックレンジやディテールの表現力には劣ります。
バッテリー:ワイヤレス充電&リバース充電は便利
4520mAhのバッテリーは、普段使いには十分な容量です。 ワイヤレス充電とワイヤレスリバース充電に対応しているのも嬉しいポイント。
ワイヤレスリバース充電を使えば、他のデバイスを充電することができます。
競合機種との比較:Xiaomi Redmi Note 11 Pro 5G
同じ価格帯の競合機種として、XiaomiのRedmi Note 11 Pro 5Gが挙げられます。 Redmi Note 11 Pro 5Gは、1億800万画素のカメラを搭載しており、カメラ性能ではDesire 22 proを上回ります。
しかし、Desire 22 proは、VIVE Flowとの連携やワイヤレス充電など、Redmi Note 11 Pro 5Gにはない独自の機能を持っています。
メリット・デメリット
メリット
- 個性的で目を引くデザイン
- VIVE Flowとの連携
- ワイヤレス充電&リバース充電
- IP67の防水防塵性能
デメリット
- メタバース体験はまだ発展途上
- カメラ性能はハイエンドモデルに劣る
- Snapdragon 695 5Gは最新ゲームには不向き
まとめ:メタバースに興味があるなら「アリ」
HTC Desire 22 proは、メタバースへの対応を謳う意欲的なスマートフォンです。 VIVE Flowとの連携は面白いものの、まだ発展途上という印象を受けました。
普段使いのスマートフォンとしては、カメラ性能や処理性能で他の機種に劣る部分もあります。
しかし、個性的デザインやワイヤレス充電など、魅力的な要素も持ち合わせています。