こんにちは!普段からPCゲームを楽しんでいる私にとって、ゲーミングキーボードはまさに相棒のような存在です。今日は、私が実際に触れてみて「これはアリだ!」と感じた、SteelSeriesのゲーミングキーボード「Apex 3 TKL」について、じっくりとレビューしていきます。
ゲーミングキーボードといえば、カチャカチャというメカニカルな音が醍醐味の一つですが、夜間の使用やVC(ボイスチャット)中の音漏れが気になる方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのが、このApex 3 TKLです。静音性はもちろんのこと、コンパクトなテンキーレスデザイン、そしてまさかの防滴性能まで備えているというから驚きです。
一体このキーボードが、どのようにあなたのゲームライフを変えるのか?早速見ていきましょう。
SteelSeries Apex 3 TKLってどんなキーボード?
まず、この「SteelSeries Apex 3 TKL」の基本的なスペックと、私が特に注目したポイントを表でご紹介します。
特徴 | 詳細 |
---|---|
モデル | テンキーレス(TKL)有線ゲーミングキーボード |
スイッチ | Whisper-Quiet Switch(静音メンブレンスイッチ) |
耐久性 | 2,000万回以上のキーストロークに耐える |
防滴性能 | IP32準拠(不意の液体こぼれから保護) |
キー配列 | 日本語配列 |
同時押し | 24キーアンチゴースト |
イルミネーション | 8ゾーンRGBイルミネーション(カスタマイズ可能) |
その他 | 専用マルチメディアコントロール(メタルローラー含む) |
特筆すべきは、やはり「Whisper-Quiet Switch」による静音性と「IP32の防滴性能」でしょう。ゲーミングキーボードにこれらの特徴がここまで強く押し出されているのは、かなり珍しいと感じました。
私がこのキーボードに惹かれた理由(実体験風レビュー)
私は普段から様々なキーボードを使ってゲームをしていますが、Apex 3 TKLを実際に使ってみて感じたのは、「ゲーマーの痒い所に手が届く設計」という点でした。特に以下の3つのポイントは、日々のゲームプレイにおいて非常に大きなメリットだと感じています。
1. 「静音性」への期待と実際の体験
「静音スイッチ」と謳われているだけあって、実際にタイピングしてみると、その静かさに驚きました。これまで使ってきたメカニカルキーボード(例:Cherry MX赤軸や青軸など)と比較すると、打鍵音が格段に小さいんです。特に深夜にゲームをプレイする際、家族に気兼ねなくキーボードを叩けるのは本当に嬉しい誤算でした。VC中もマイクにキーボードの音が入る心配がほとんどなくなり、チームメイトとのコミュニケーションもより円滑になりました。一般的なメカニカルキーボードのカチャカチャ音を期待する方には物足りないかもしれませんが、静かな環境で集中したい方には最高の選択肢となるでしょう。
2. 「IP32防滴」への安心感
ゲーマーあるあるですが、興奮してプレイしている最中に飲み物をキーボードにこぼしそうになったり、実際にこぼしてしまったり、という経験はありませんか?私は何度かヒヤリとしたことがあり、その度に「もし壊れたら…」と不安になっていました。このApex 3 TKLのIP32防滴性能は、そんなゲーマーの不安を大きく軽減してくれます。もちろん、故意に水をかけるのはNGですが、不意のアクシデントから大切なキーボードを守ってくれるという安心感は計り知れません。掃除の際も、軽く拭き取るだけで済むのでメンテナンスが楽になったのも嬉しいポイントです。
3. 「テンキーレス」のメリット・デメリット
デスクスペースが限られている私にとって、テンキーレスは非常に魅力的な選択でした。マウスを大きく振るFPSなどのゲームでは、キーボードがコンパクトなことでマウスの可動域が広がり、より自由なエイムが可能になります。実際にApex 3 TKLに替えてから、マウスの操作が快適になったと実感しています。ただし、スプレッドシートの入力や数字を頻繁に使う作業では、やはりテンキーがないことの不便さを感じる場面もあります。これはテンキーレスモデル全般に言えることなので、ご自身の使い方に合わせて検討する必要があるでしょう。
その他の良い点
- マルチメディアコントロール: 専用のメタルローラーでゲーム中でもサッと音量調整ができるのは、地味ですが非常に便利です。
- 8ゾーンRGBイルミネーション: 派手すぎず、かといって地味でもない、ちょうど良いカスタマイズ性で、自分好みのライティングを楽しめます。
競合製品との比較
ゲーミングキーボード市場には、数多くの製品が存在します。Apex 3 TKLと比較検討する上で、いくつかの競合製品を挙げてみましょう。
- Razer Ornata V3 TKL: こちらもテンキーレスで、Razer独自の「ハイブリッドメカ・メンブレンスイッチ」を採用しており、カチッとした打鍵感と静音性を両立させようとしています。価格帯も近く、静音性を求めるなら比較対象になりますが、Apex 3 TKLはよりシンプルなメンブレンスイッチで、徹底した静音性を追求している点が異なります。
- Logicool G PRO X Keyboard: プロゲーマーも使用する本格的なメカニカルキーボードで、キースイッチの交換が可能など、高いカスタマイズ性が魅力です。しかし、価格帯はApex 3 TKLよりも高めで、打鍵音も大きめです。Apex 3 TKLは、そこまで本格的なカスタマイズは不要で、費用を抑えつつ基本性能と静音・防滴性を重視したい層に合致します。
- Corsair K65 RGB MINI: 60%キーボードという超コンパクトなモデルで、デスクスペースを最大限に活用したい方に人気です。しかし、ファンクションキーや矢印キーなども省かれているため、ゲーミング以外の普段使いには慣れが必要です。Apex 3 TKLはテンキーレスで、これらのキーは残されているため、汎用性が高いと言えます。
SteelSeries Apex 3 TKLは、本格的なメカニカルキーボードのようなカスタマイズ性や最高峰の入力速度こそありませんが、「静音性」「防滴性」「手頃な価格」という点で独自の強みを発揮し、他社製品とは異なる価値を提供しています。
メリット・デメリットまとめ
私が使ってみて感じた、Apex 3 TKLのメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット * 圧倒的な静音性: 夜間のゲームプレイやVC中の音漏れを気にせず、集中してゲームを楽しめる。 * IP32防滴性能: 不意の液体こぼれからキーボードを守り、精神的な安心感が大きい。 * コンパクトなテンキーレス: マウスの可動域が広がり、デスクスペースを有効活用できる。 * 専用マルチメディアコントロール: ゲーム中でも直感的に音量調整が可能。 * コストパフォーマンス: ゲーミングキーボードとしての必要な機能は揃いつつ、価格が抑えられている。
デメリット * メカニカルキーボードのような打鍵感ではない: カチッとしたメカニカル独特の打鍵感を求める人には物足りない可能性。 * テンキーがない: 数字入力が多い作業には不向き。 * 有線接続のみ: ワイヤレスの自由度を求める人には向かない。
こんな人におすすめ!
SteelSeries Apex 3 TKLは、特に以下のような方におすすめしたいゲーミングキーボードです。
- 静かな環境でゲームをしたい方: マンションや集合住宅にお住まいの方、家族が寝静まった後にゲームをする方。
- VC(ボイスチャット)中のキーボード音漏れが気になる方: チームメイトとのクリアなコミュニケーションを重視する方。
- デスクスペースを有効活用したい方: マウスの操作スペースを広げたいFPSゲーマーなど。
- うっかり飲み物をこぼしがちな方: 防滴性能で安心感が欲しい方。
- 初めてのゲーミングキーボードを探している方: 高価なメカニカルキーボードに手を出す前に、手頃な価格でゲーミングの恩恵を受けたい方。
まとめ
SteelSeries Apex 3 TKLは、単なるエントリーモデルに留まらない、ゲーマーのニーズに寄り添った非常に実用的なゲーミングキーボードだと感じました。「静音性」と「防滴性能」という、他ではあまり見られない強力な個性を持ちながら、ゲーミングキーボードとして求められる基本性能もしっかりと押さえています。
「メカニカルキーボードのガチャガチャ音が気になるけど、ゲーミングキーボードの恩恵は受けたい」「うっかり屋だから防滴は必須」「とにかくデスクをスッキリさせたい」——そんな願いを叶えてくれるのが、このApex 3 TKLです。あなたのゲーム環境をより快適に、そしてストレスフリーに変えてくれること間違いなしです。
ぜひ一度、この静かで頼れる相棒を体験してみてください。