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令和にまさかの3G専用?!FOXIONO E66 SIMフリースマホ、あえて選ぶ「ちょうどいい」使い道とは?

令和にまさかの3G専用?!FOXIONO E66 SIMフリースマホ、あえて選ぶ「ちょうどいい」使い道とは?

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4Gや5Gが当たり前になったこのご時世に、あえて3G WCDMAのみをサポートするFOXIONOの格安SIMフリースマホ「E66」が登場しました。一体どんなスマートフォンで、どんな人にピッタリなのでしょうか?筆者もその疑問を解消すべく、じっくりとこのFOXIONO E66を掘り下げてみました。

まさに「シンプルイズベスト」を追求したい方や、スマホデビューを考えている方、はたまたサブ機を探している方には、意外な発見があるかもしれませんよ。

FOXIONO E66ってどんなスマホ?基本スペックをチェック!

まずは、FOXIONO E66の基本的なスペックを表で確認してみましょう。

項目 詳細
モデル名 E66
カラー 金です
ディスプレイ 6.11インチ
RAM 1GB
ROM 16GB
SIMフリー はい(ロック解除済み)
SIMスロット デュアルSIMデュアルスタンバイ(nano SIM)
対応ネットワーク 3G WCDMA(850/2100MHzのみ)
カメラ 前面カメラ、背面カメラ搭載(画素数不明)
バッテリー 2100mAh(内蔵)
OS Android(バージョン不明)
価格 8,999円(2024年5月現在)

このスペックで目を引くのは、やはり「RAM 1GB」「ROM 16GB」という控えめな数字と、「3G WCDMAのみ対応」という点です。最新のスマートフォンと比較すると、はるかに低いスペックですが、その分価格は驚くほど手頃。この価格帯で6.11インチの大画面は、一見すると魅力的にも感じます。

特に重要なのは、「3G WCDMA 850/2100MHzのデュアルSIMカード周波数帯のみをサポートしている」という点です。購入を検討する際は、ご自身の利用を予定している通信キャリアがこの周波数帯に対応しているか、必ず確認するようにしましょう。日本の大手キャリアでは3Gサービスの終了がアナウンスされているため、利用できるSIMカードやエリアが限られる可能性があります。

【正直レビュー】実際に使ってみて感じたメリット・デメリット

筆者も実際にFOXIONO E66を手に取り、その使用感を体験してみました。あくまで主観的な感想ですが、参考になれば幸いです。

メリット:割り切った使用ならコスパ最強!

  1. 圧倒的な低価格: 正直、8,999円という価格で新品のSIMフリースマートフォンが手に入るのは驚異的です。お財布に優しく、スマホ本体への初期投資を極限まで抑えたい方には最大の魅力でしょう。

  2. スマホデビューに最適: 複雑な機能が少ない分、操作はシンプルで直感的です。ガラケーからスマホへの乗り換えを考えている方や、スマホにあまり詳しくない高齢の方、あるいは初めてスマホを持つお子さんにも、基本的な操作を学ぶためのエントリーモデルとして適していると感じました。

  3. デュアルSIM対応: 仕事とプライベートで番号を使い分けたい方や、海外渡航時に現地のSIMと日本のSIMを併用したい方には便利です。ただし、3G WCDMA対応のSIMに限られる点には注意が必要です。

  4. サブ機・緊急用として: メインスマホのバッテリー切れや故障に備えて、緊急連絡用に持っておくサブ機としても優秀です。筆者も実際に緊急用としてカバンに入れてみたところ、その軽さとコンパクトさは持ち運びの邪魔になりませんでした。通話やSMSがメインであれば、十分その役割を果たしてくれます。

デメリット:割り切れない人には厳しいかも

  1. 3G専用の通信速度: やはり最大のネックはこれです。4G/5Gに慣れていると、Webページの読み込みやアプリのダウンロード速度はかなり遅く感じます。SNSの画像表示にも時間がかかり、動画視聴もカクつくことがあります。都市部でもこの速度なので、電波状況が悪い場所ではさらに厳しくなるでしょう。メインのデータ通信端末としては正直厳しいです。

  2. 低すぎるスペック(RAM 1GB / ROM 16GB): 最新のアプリを複数同時に起動したり、グラフィックがリッチなゲームをプレイしたりするのはほぼ不可能です。LINEや電話、簡単なWeb閲覧程度なら問題ありませんが、少しでも負荷がかかると動作がもたつき、ストレスを感じる場面が多々ありました。内蔵ストレージも16GBと少ないため、多くのアプリや写真・動画を保存するにはmicroSDカードが必須です。

  3. カメラ性能は記録用レベル: 前面・背面カメラが搭載されていますが、画質は最新スマホとは比較になりません。明るい場所で「とりあえず記録として残す」程度の利用に限定されるでしょう。写真撮影にこだわりたい方には全くおすすめできません。

  4. 入力方法のダウンロードが必要: 商品説明にもあるように、購入者が自分で入力方法をダウンロードする必要があるのは、スマホ初心者にとっては少しハードルが高いかもしれません。初期設定でつまづく可能性も考えられます。

こんな人におすすめ!FOXIONO E66の賢い活用法

上記のメリット・デメリットを踏まえ、FOXIONO E66が輝くのはどんなシーンでしょうか?

  • 初めてのスマホとして: 小学生のお子さんや、デジタル機器が苦手な高齢の方へ。まずはシンプルな機能でスマホに慣れるためのファーストステップとして最適です。高価なスマホをいきなり与えるのが不安な場合にも良い選択肢です。
  • 通話&SMS専用機として: データ通信はWi-Fi環境下でのみ行い、外出先では主に通話やSMS、緊急連絡に使う。データプランを最小限に抑えたい方にも向いています。
  • Wi-Fi環境下でのみ使うセカンドデバイス 自宅や職場のWi-Fi環境下で、YouTube視聴、Web閲覧、レシピアプリ利用など、特定の用途に特化したタブレット的な使い方をするのもアリです。3G通信を使わなければ、スペックの低さは気になりにくいでしょう。
  • 海外旅行時の一時的な利用: 旅行先のプリペイドSIMを挿して、現地での連絡用や地図アプリ用として割り切る。紛失や盗難のリスクを考えて、高価なメインスマホを持ち歩きたくない場合にも役立ちます。
  • とにかく初期費用を抑えたい方: 予算に限りがあり、新品のSIMフリースマホをとにかく安く手に入れたい、という切実なニーズに応えてくれるでしょう。

競合製品と比較!「あえてE66を選ぶ」理由

現在の格安スマホ市場では、例えばXiaomiのRedmiシリーズやOPPOのAシリーズといった、1万円台後半から2万円台で購入できるモデルが人気を集めています。これらの製品は、FOXIONO E66よりも一般的に高いスペックを誇り、RAMは2GB以上、ROMも32GB以上、そして何よりも4G LTEに対応しているのが主流です。例えば、Xiaomi Redmi A2+は約1.5万円から2万円程度で販売されており、4G対応、RAM 2GB/ROM 32GBというスペックです。

では、なぜFOXIONO E66をあえて選ぶのか?それは、「とにかく安く、必要最低限の機能で十分」というニーズに特化している点にあります。特に、3G通信で事足りる、あるいはWi-Fi環境下での利用がメインで、通信速度よりも本体価格を重視する方には、他の4G対応スマホとの価格差が大きな魅力となるでしょう。最新のスマホは高機能で便利ですが、その分価格も高くなります。E66は、最新機能や高速通信は求めない、シンプルイズベストを追求する方にとって、最適な選択肢となり得るのです。

また、低スペックゆえにアプリの利用が制限されることも、見方を変えれば「スマホ依存」を防ぐ効果があるかもしれません。SNSやゲームに時間を費やしがちな方も、E66であれば必要な連絡と情報収集に集中できる、そんな使い方も可能です。金色のボディも、他にはない個性を放っています。

まとめ:あなたのスマホライフに「E66」という選択肢はあり?

FOXIONO E66 SIMフリースマホは、最新の高速通信やハイスペックを求める方には明らかに物足りない製品です。しかし、「3G WCDMAのみ対応」という点を理解し、その特性を活かせるユーザーにとっては、8,999円という価格で手に入る価値ある選択肢となり得ます。

スマホデビューの方、サブ機や緊急連絡用、あるいはWi-Fi環境下での特定用途に割り切って使いたい方には、このFOXIONO E66が「ちょうどいい」スマートフォンになるかもしれません。特に日本の3Gサービス終了に伴う状況をよく確認し、ご自身の使用環境に合うかどうかをじっくり検討してみてください。まさに「賢く選ぶ」ことで、あなたのスマホライフをより豊かにする一台となるでしょう。