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PS VRの真骨頂!『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』で本当に”そこにいる”感覚を味わう冒険記

PS VRの真骨頂!『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』で本当に”そこにいる”感覚を味わう冒険記

VRゲームって、どれを遊べばいいの?」そんな風に迷っているPS VRユーザーの皆さんに、私が心からおすすめしたい一本があります。それが今回ご紹介する『ASTRO BOT:RESCUE MISSION Value Selection』です。単なるゲームという枠を超え、まるで自分がゲームの世界に本当に存在しているかのような、驚くべき没入感と遊びを提供してくれるこのタイトルは、PS VRの真の価値を教えてくれるでしょう。

まさにPS VRのためのゲームと言っても過言ではない『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』。その魅力を深掘りしていきましょう。

『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』はどんなゲーム? 唯一無二のVR体験

『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発したPS VR専用の3Dプラットフォームアクションゲームです。プレイヤーは、主人公である小さなロボット「ASTRO(アストロ)」の相棒となり、宇宙に散らばってしまった250体以上の仲間「BOT(ボット)」たちを助け出す旅に出ます。

このゲームの最大の特徴は、VRだからこそ実現できた360度全方向を活用したアクションと、プレイヤー自身がゲームの世界に干渉できるユニークなシステムです。従来のプラットフォームアクションのように、ただキャラクターを操作するだけでなく、自分の頭を動かして隠された道やBOTを探したり、コントローラー(DUALSHOCK 4)がゲーム内で「ガジェット」として登場し、フックショットや水鉄砲、手裏剣などでASTROをサポートしたりと、まさにASTROと二人三脚で冒険を進めていく感覚が味わえます。

私が感じた『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』の魅力と実体験レビュー

本当に「そこにいる」没入感と臨場感

私が初めて『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』をプレイしたとき、まずその圧倒的な没入感に度肝を抜かれました。VRヘッドセットを装着し、ゲームの世界に入った瞬間、「本当にこの世界に足を踏み入れたんだ」という感覚が全身を駆け巡ります。ASTROが目の前をちょこまかと走り回る姿は、まるで手のひらの上で生きているかのように可愛らしく、自然と彼を応援したくなります。

特に印象的だったのは、超巨大なボスとの戦闘シーンです。VR視点なので、ボスが画面いっぱいに、いや、視界いっぱいに迫ってくる迫力は、テレビ画面で見るのとは全く次元が違います。彼らの攻撃を間一髪で避けたり、弱点を狙って攻撃を仕掛けたりする時の興奮と緊張感は、まさに私がその場にいるようなリアルさでした。風が吹き荒れるステージでは、本当に自分の顔に風が当たるような錯覚に陥るほどで、五感を刺激される体験でした。

アクションゲームとしての完成度もピカイチ

『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』は、VRという特殊な環境だけでなく、ゲームとしても非常に完成度が高いです。ジャンプ、パンチ、ホバーアクションといったASTROの基本的な動きは直感的で操作しやすく、ステージごとに用意された様々なギミックや仕掛けが飽きさせません。都会の屋上から砂浜、暗い洞窟、果ては巨大クジラのお腹の中まで、バラエティ豊かな5つの惑星、20以上のステージはどれも個性的で、次のステージがどうなっているのか常にワクワクさせられます。

隠されたBOTを見つけるための探索要素も、ゲームプレイに深みを与えています。自分の頭を動かしてあらゆる方向を見渡し、時にはコントローラーガジェットを使って道を切り開く必要があります。この「プレイヤー自身が世界に干渉する」というシステムが、単なる操作以上の喜びと発見をもたらしてくれます。

VR酔いについて

VRゲームをプレイする上で気になるのがVR酔いですが、私の場合、『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』ではほとんど酔うことはありませんでした。もちろん個人差はありますが、ゲーム側で移動速度を抑えたり、視点移動を自然にしたりと、VR酔いを軽減するための工夫が凝らされていると感じました。もし心配な方がいれば、短時間のプレイから始めてみることをおすすめします。私は一度に1時間以上プレイしても、特に不快感なく楽しむことができました。

競合タイトルと比較!なぜ『ASTRO BOT』が抜きん出ているのか

PS VRには、『Beat Saber』のようなリズムゲームや、『Resident Evil 7 Biohazard』のようなホラーゲームなど、様々なジャンルの傑作があります。しかし、『ASTRO BOT:RESCUE MISSION』が特に抜きん出ているのは、VRというデバイスの特性を「ゲームデザインそのもの」に深く落とし込んでいる点です。

例えば、従来の2Dプラットフォームアクションゲームでは、画面の奥や手前にいる敵や仕掛けはあくまで画面上の情報として処理されます。しかし、『ASTRO BOT』では、それらがVR空間に「実在する」ように感じられます。プレイヤーは頭を上下左右に動かし、時には身を乗り出して、空間の奥行きや隠れた通路を発見します。この体験は、例えば任天堂の「スーパーマリオ」シリーズや、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが開発した「クラッシュ・バンディクー」シリーズのような傑作プラットフォームゲームとも全く異なります。画面の向こう側から、本当にゲームの世界に入り込んだかのような感覚は、他のVRゲームではなかなか味わえない、唯一無二のものです。

他のVRアクションゲームが「VRでアクションを体験する」ことに重点を置くのに対し、『ASTRO BOT』は「VRだからこそできるアクションゲーム」を追求しています。このソニー・インタラクティブエンタテインメントの徹底したVRへのこだわりが、他社製品とは一線を画す体験を生み出していると言えるでしょう。

メリット・デメリット

メリット

  • 圧倒的な没入感と臨場感: VRならではの360度視点と、プレイヤー自身がゲームに干渉するシステムにより、本当にゲームの世界にいるような感覚を味わえます。
  • VR酔いしにくい設計: 個人的な体験ですが、VR酔いに対する配慮が感じられ、長時間プレイしやすいです。
  • 純粋なゲームとしての面白さ: キャラクターの可愛らしさ、ステージデザインの巧みさ、アクションの爽快感など、VR抜きにしても完成度の高いアクションゲームです。
  • PS VRの性能を最大限に引き出す: PS VRを持っているなら、このゲームをプレイしない手はありません。そのポテンシャルを存分に引き出してくれます。

デメリット

  • PS VR専用であること: この素晴らしい体験はPS VRがなければできません。まだ持っていない方にとっては、ハードルとなります。
  • VRヘッドセット装着の必要性: ヘッドセットの装着やセッティングに手間がかかる、プレイ中に多少の疲労感があるなど、従来のゲームにはない制約があります。
  • リプレイ性: 全てのBOTを見つけ出すなどのやり込み要素はありますが、一度クリアすると新鮮さが薄れる可能性もゼロではありません。しかし、それでも充分に価値のある体験です。

まとめ:PS VRを持っているなら、この体験を逃す手はない!

『ASTRO BOT:RESCUE MISSION Value Selection』は、PS VRの可能性を最大限に引き出した、まさに「VRゲームの金字塔」と呼ぶにふさわしい作品です。VR酔いが心配な方でも比較的安心して楽しめる設計でありながら、その没入感とゲームプレイの面白さは、一度体験したら忘れられないものとなるでしょう。PS VRを既に持っている方はもちろん、これからVR体験を始めたいと考えている方にも、自信を持っておすすめできる一本です。

ぜひASTROと共に、VRでしか味わえない最高の冒険へ旅立ちましょう!